クリムト、デューラー、ルーベンス、ミロのヴィーナス、神聖ローマ皇帝冠、ネフェルティティの胸像……
第二次世界大戦中、ナチスの占領地などで略奪された人類の美術史上極めて貴重な特級美術品を捜索し、押収する任務を負ったアメリカ陸軍の部隊「モニュメンツ・メン」の中心人物による実録。映画『モニュメンツ・メン』では、著者ロリマーをマット・デイモンが演じた。ブリューゲルや、ゴヤ、ベラスケス、ファン・エイクなど、ロリマーたちが守り、救出に貢献した文化財や地図、年表を収め、世界で最も危険な盗難美術品捜索を描く。
これは、まるで戦場にいるかのような生々しい回顧録であり、読者をその行動の中心に引き込む。同時に、本書は最高の学術研究の幅広い歴史的背景を持っている。本書はまったく並外れた、そしてきわめて重要な本である。
――ウォール・ストリート・ジャーナル
この記録を読むことで、多くの宝物が岩塩鉱の洪水や、放置された貨車、火災、ひどい湿気や不適切な保管状況、そしてあらゆる方面からの略奪から救われたのは、ロリマーとその同僚たちの迅速な行動と献身のおかげであることを改めて実感した。また、彼らの学識と献身のおかげで、これらの品々は目録化され、整えられ、ナチスによって持ち去られたコレクションや家に戻されたのである。
――トーマス・キャンベル[元メトロポリタン美術館館長兼CEO・現サンフランシスコ美術館館長兼CEO]
ヒトラーによって破壊される前に、ナチスに略奪された文化財を探し出すために結成された美術品専門家たちによる特殊部隊「モニュメンツ・メン」の活躍を描いたスリルと臨場感あふれる物語。貴重な図版270点以上を収めた。
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