1『老後の家がありません-シングル女子は定年後どこに住む?』(中央公論新社)
コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…

コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…
書評ないしは文芸時評が大きな力を持ち、新たな才能を誕生させたり、忘れさられようとしていた作家を復活させることがある。それどころか、新しい文学や思想が生まれるための助産婦の役割を果たすことがある。いや…
今日も各地で行われているであろう結論ありきの上意下達的会議は、不毛なばかりでなく悪を生む。近年多発する企業の不正の裏には、このような会議があると著者は言う。米国のギャンブル症者が偶然始めた話し合いは…
ほのかに甘美な青春小説主人公の華菜(かな)は地方都市に住む高校3年生。東京の大学に進学し、仕事する夢を抱く。友達の智香(ともか)と2人、ふとしたことから、ラジオのパーソナリティーとなって、週に1回「ラ…
文化人類学者だった原の「遺言」昔、原広司は、私にとって、建築家というより、文化人類学者だった。何となくタイトルに似せた表現になりましたが、本当のところなのです(もっとも、書物のタイトルとしては、なに…
今、女性性の中にひそむ”怪物”を描かせて、桐野夏生の右に並ぶ作家といえば笙野頼子くらいしか思いつかない。そのくらい傑出した存在なのだ。児童福祉施設で育ったアイ子を主人公にしたこの小説でも、『OUT』『柔ら…
ヨーロッパ各地の極右政党、トランプ大統領誕生、ブレグジット……リベラリズムとデモクラシーはもう終わりなのか?2018年7月にオバマ元米国大統領がフェイスブックで称賛、いまもアメリカで話題を読んでいる政治学書…
さまよう気持ちを許容する心の余裕本を手にとり、350ページか、原稿の締め切りから逆算して、これくらいの時間があれば読み切れるなと頭の中でスケジュールを組み立てる。読み始めたものの、スマホでメールのやり…
選挙が変だ。メディアの予想は外れっぱなし。兵庫県知事が再選、石丸候補が都知事選で躍進、都議選で自民党が惨敗だ。極論がSNSを飛び交う≪ストーリー参加型選挙≫の危険な本性に目を向けるべきだ。ある候補を急に推…
スパイ小説、語りに仕掛けオックスフォードの元教員ペリーは彼の恋人で弁護士のゲイルと訪れたカリブ海のリゾート地で、ロシア人の富豪ディマからテニスの試合を申し込まれる。だが、武装した護衛に守られ、5人の…