1『老後の家がありません-シングル女子は定年後どこに住む?』(中央公論新社)
コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…

コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…
この世の中にはギブ&テイクの精神がまかり通っている。「わたしが○○してあげたんだから、あなたも××してよ」。そこには、いつも自分一人しか存在しない。○○してあげる自分と、××してもらう自分。自分、自分、自分……
楽しむ境地が生んだ動物言語学研究室鳥の言葉について、著者自身の研究史と研究結果が具体的にわかりやすく述べられている。じつに面白いので、多くの人にお薦めしたい書物である。ピーチク、パーチク、鳥が一体な…
「誰かが何とかする」ではいけない日本人は万事を水に流すのが得意だという。八十年超の年月を生きてきて、日常生活で一番変化したと思うことの一つは、水洗トイレであろう。水洗以前から水洗への変化を具体的に追…
シャーロック・ホームズがワトスンとともに歩いたロンドンの街並みを様々な図版で「再現」。人々の生活や発展する都市の姿を、ヴィクトリア朝と現代を見比べながら「探索」したヴィジュアル百科『 シャーロック・ホ…
いま、欧米を中心に「修理する権利」を求める立法や運動がひろがっています。「壊れたら買い替え」へ消費者を促す資本主義社会に一石を投じるこの概念/運動は、日本においても重要な契機となるでしょう。このたび…
アントニオ・タブッキやナタリア・ギンズブルグの翻訳でも知られる須賀敦子は、イタリア文学を日本語に移して紹介する前に、アツコ・リッカ・スガの名で、日本現代文学の名篇を自ら編集し、イタリア語に訳して簡潔…
甲骨文字→金文(きんぶん)→篆書(てんしょ)→隷書→…の順に発達した漢字。でもほかに族徽(ぞくき)というものがあり、漢字の成立に絡んでいたという。研究の最前線をのぞけるスリル満点のガイドだ。族徽は初耳だ。…
濃密な“沖縄の叙事詩”「さあ、起(う)きらんね。そろそろほんとうに生きるときがきた――」沖縄の戦後と真っ向勝負する真藤順丈の大作『宝島』は、こんな印象的な台詞(せりふ)で幕を開ける。発言の主は、弱冠20歳…
映像の向こう側にいるスターや、その作品にしか接することのできない芸術家が、プライヴェートをどう過ごし、何を好み、誰を愛し、どんな生き方をしてきたのか、そしてまた一方ではどんな昏(くら)い貌を持ってい…