1『老後の家がありません-シングル女子は定年後どこに住む?』(中央公論新社)
コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…
コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…
腕っぷしが幅利かせる国際政治ときどき子供の頃を思い出すと、とくに男児の世界では腕っぷしの強い子が一目おかれていた。歳(とし)を経るにつれて、勉学のできる子、思いやりある優しい子、陽気で面白い子などが…
「編集工学」のパイオニア松岡正剛氏が日本文化に斬り込む。≪日本文化はハイコンテキストで、一見、わかりにくいと見える文脈や表現にこそ真骨頂がある≫、とまず宣言。キーワードは「ジャパン・フィルター」だ。客…
偶然性と他者性が生む奇跡的瞬間評者は精神科医ではあるが、某老舗映画誌で一〇年以上も映画評を連載している。最近の濱口(はまぐち)作品は公開されれば必ず取り上げてきた。最新作「悪は存在しない」を観た人は…
本書には、作家三島由紀夫が聖心女子大を卒業したばかりの正田美智子と見合いをしたのではないか、そこから発展して、もしその結婚が成就していれば三島は市ヶ谷の自衛隊で劇的な割腹自殺などしなかったのではない…
スキャンダラスな裏文学史『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』という題名を見て、ただちに思い出されるのは、ウラジーミル・ナボコフの『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』である。そして、ナボコフの小説がセ…
トヨザキ的評価軸:「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていても読むべからず)」すべての登場人物の心中に分け入り、共鳴し、…
勇気をあたえられる書物だ。生きて、仕事を続ける勇気。映画に興味のある若い人にぜひ読んでほしい。助監督時代、子供たちが寒い海に入る映画を撮った。子供に温かいうどんを食わせてやりたい。だが冷えたら逆効果…
政治と異なる言葉と音楽で意識を覚醒ラップ・フランセ、すなわち英語ではなくフランス語で書かれ、フランス語圏で力を得たラップとはどういうものか。翻訳のような「ごつごつした」違和感があるものの、曲として抗…
映画にまつわる最初の記憶といえば、オードリー・ヘップバーンが盲目の人妻に扮した『暗くなるまで待って』。死んだかと思っていた侵入者が、ガバッと起き上がりオードリーに飛びかかるラストシーンの衝撃といった…