1『もっと! : 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』(インターシフト (合同出版))
欲することに別れを告げて幸福を得る人はなぜ熱愛に陥り、一年もすれば冷め、場合によって、アルコールや薬に依存し、新奇なものを追い求め、移民し、起業するのか。本書は以前から報酬系として知られた脳内のドー…

欲することに別れを告げて幸福を得る人はなぜ熱愛に陥り、一年もすれば冷め、場合によって、アルコールや薬に依存し、新奇なものを追い求め、移民し、起業するのか。本書は以前から報酬系として知られた脳内のドー…
江戸時代、尾張徳川家が徳川将軍家への献上物の仕立て方についてまとめた「礼物軌式(れいもつきしき)」が、重要史料集成「史料纂集(しりょうさんしゅう)」に全図版を添えて翻刻収録されました。江戸期の贈答品…
楽しむ境地が生んだ動物言語学研究室鳥の言葉について、著者自身の研究史と研究結果が具体的にわかりやすく述べられている。じつに面白いので、多くの人にお薦めしたい書物である。ピーチク、パーチク、鳥が一体な…
コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…
「事実」と「誤り」の間を読み込み悩み抜く仕事何年も前、自分の原稿の中にあったタレントのRIKACOの表記がRICAKOになっていることを校正者が指摘してくれた。日頃、彼女のスペルについて、そこまで考えていない。…
絲山秋子をして「紙くず」とまで言わしめるような小説を書いてしまった作家。それが村田沙耶香なんであります。あれは「群像」における合評の席のことでした。村田さんの中篇「ひかりのあしおと」を評して「おもし…
舞台は16世紀イタリア。かつての栄光に陰りが見えだしたヴェネツィア共和国には、西には欧州制覇を狙うスペイン帝国があり、東にはイスラムの盟主オスマン帝国があり、その両翼から挟み撃ちにされかねない命運にあ…
介護者の不足や老人ホームでの虐待に関する報道が続き、自身や両親の老人ホーム入居について、不安や迷いを感じる方も多いのではないでしょうか。メーター検針員としての就労記『メーター検針員テゲテゲ日記』で話…
バルガス=リョサ 混沌より秩序を?『緑の家』の制作をめぐるエッセー、『ある小説の秘められた歴史』の冒頭で、バルガス=リョサは、小説を書くことは順序が逆のストリップティーズであり、すべての小説家は控え目…
日本の政治状況を問い直し、考え直す小さくて大きな本である。新書で六三五ページ。戦後政治をめぐり、とても大切なことを丁寧に述べていくと、おのずとこれだけの厚みになった。「はじめに」に告げてある。「戦争…