悪と往生―親鸞を裏切る『歎異抄』
- 著者:山折 哲雄
- 出版社:中央公論新社
- 装丁:新書(280ページ)
- 発売日:2000-01-01
- ISBN-10:4121015126
- ISBN-13:978-4121015129
- 内容紹介:
- 親鸞の教えと『歎異抄』の間には絶対的な距離がある。この距離の意味を考えない限り、日本における「根元悪」の問題も、「悪人」の救済という課題も解けはしない。中世以来、あたまの人々の心… もっと読む親鸞の教えと『歎異抄』の間には絶対的な距離がある。この距離の意味を考えない限り、日本における「根元悪」の問題も、「悪人」の救済という課題も解けはしない。中世以来、あたまの人々の心を捉え読み継がれてきた『歎異抄』は、弟子・唯円の手になる聞き書きであった。だがその唯円は、「裏切る弟子」=ユダではなかったか。本書は、現代社会に濃い影を落とす「悪」という難題に正面から対峙して立つ。-著者の親鸞理解の到達点。
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