書評
『四角形の歴史』(毎日新聞社)
この本は「画期的な本」である。と私は思う。
テーマも画期的であれば(四角形の歴史だ)、その表現方法も画期的である(絵本で書いた論文)。
その文字数も画期的であるし(立ち読みで全頁<ページ>読めてしまう)そのオモシロさも画期的である。
そのオモシロさは、著者の考え方からくるのだが、その考え方を盛る器として、この画期的な形式を生んだことによっている。
四角形とは何か? 四角形はどのようにして出来たか? そんなことを考えた人がいただろうか。
と、著者は「あとがき」で書いている。
そんなことを考える子供、あるいはそんなことを子供の時に考えていたのを憶えている大人。
冒頭に(絵本で書いた論文)と説明した。本意は現物にあたっていただければ、ご理解いただけようが、誤解も生みそうだ。
この本はややこしい本ではない。四角形のことを考えて、心がなごむといえば妙だけれども、気持ちのよい、詩集を読むような、ゼイタクな時間を楽しめる本だ。画期的だ。
テーマも画期的であれば(四角形の歴史だ)、その表現方法も画期的である(絵本で書いた論文)。
その文字数も画期的であるし(立ち読みで全頁<ページ>読めてしまう)そのオモシロさも画期的である。
そのオモシロさは、著者の考え方からくるのだが、その考え方を盛る器として、この画期的な形式を生んだことによっている。
四角形とは何か? 四角形はどのようにして出来たか? そんなことを考えた人がいただろうか。
世の中の物がだいたい四角形になっているのは、子供のころから変に感じていた。
と、著者は「あとがき」で書いている。
そんなことを考える子供、あるいはそんなことを子供の時に考えていたのを憶えている大人。
冒頭に(絵本で書いた論文)と説明した。本意は現物にあたっていただければ、ご理解いただけようが、誤解も生みそうだ。
この本はややこしい本ではない。四角形のことを考えて、心がなごむといえば妙だけれども、気持ちのよい、詩集を読むような、ゼイタクな時間を楽しめる本だ。画期的だ。
朝日新聞 2006年04月02日
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