宗教のジャパノロジー―シンクレティズムの世界 / 山折 哲雄,川村 湊
宗教のジャパノロジー―シンクレティズムの世界
  • 著者:山折 哲雄,川村 湊
  • 出版社:作品社
  • 装丁:単行本(249ページ)
  • 発売日:1988-06-01
  • ISBN-10:487893607X
  • ISBN-13:978-4878936074
内容紹介:
第1章 新・新宗教の時代(内的に求心してゆく「新宗教」シャーマニズムの底流宗教のものは宗教へ言霊思想の危険性科学的世界観と宗教的世界観崇り信仰-『忠臣蔵とは何か』をめぐって「型… もっと読む
第1章 新・新宗教の時代(内的に求心してゆく「新宗教」
シャーマニズムの底流
宗教のものは宗教へ
言霊思想の危険性
科学的世界観と宗教的世界観
崇り信仰-『忠臣蔵とは何か』をめぐって
「型」の思想
とをいかに主体化するか)
第2章 チベット学の可能性(真綿で首を締められる-高山病
高山病はクリエイティヴ・イルネス
チベット仏教の「歪み」
高さは神秘体験を準備する跳躍台
砂漠の宗教と高山の宗教
ダライ・ラマ制と天皇制
タマシイの継掌性と血の継承性
聖と俗の混融
「無私」と「無我」
神道-目に見えない多神教
天皇に敵対する大樹
近代天皇制のなかの道教的要素
神仏分離型思考の超克)
第3章 ジャパノロジー再考(異質なものの共存
同質化原理の陥穽
日本は「多民族国家」か?
同質化原理から多元的世界へ
シンクレティズムの諸相
原理としての「無明」
自己認識の学としての柳田民俗学
鈴木大拙と西田幾多郎
折口信夫の「もどき理論」
「異人論」の隆盛
コジキとコツジキ
言い換えの構造
日本型シンクレティズムの普遍性)

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