日本文明とは何か―パクス・ヤポニカの可能性
- 著者:山折 哲雄
- 出版社:角川書店
- 装丁:単行本(330ページ)
- 発売日:2004-12-01
- ISBN-10:404702127X
- ISBN-13:978-4047021273
- 内容紹介:
- 人類の歴史は、常に民族と宗教による対立を孕んできた。さらに9・11以後、世界の現体制とこれに反逆するテロ国家という図式が生まれた。「文明の衝突」を回避するために、日本の果たし得る役割… もっと読む人類の歴史は、常に民族と宗教による対立を孕んできた。さらに9・11以後、世界の現体制とこれに反逆するテロ国家という図式が生まれた。「文明の衝突」を回避するために、日本の果たし得る役割とは何か。その手がかりは平安時代と江戸時代にある。世界史上にもまれな長い平和期を築いたのは、国家と宗教がかみ合った固有の政治システムや、神仏共生にもとづく多元主義、独自の貴族趣味であった。日本のあるべき姿を真摯に問い続けてきた著者が、日本で培われた平和思想の可能性に迫り、新たな地平を切り拓く刺激的論考。
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