『私たちには物語がある』につづく〈本をめぐるエッセイ集〉第2弾!
宮沢賢治、ヘミングウェイ、開高健、池澤夏樹などの古典的な名作から現代作品まで、延べ80冊におよぶ本にまつわるエッセイがつまっています。
1 文庫本と私/冬の光(宮沢賢治の童話)/なんて明るい小説なんだろう(太宰治『斜陽』)‥‥ 2 食べることの壮絶(開高健『最後の晩餐』)/小説は世界を超えることができるのか(池澤夏樹『光の指で触れよ』)/もんのすごくかわいい(佐野洋子『コッコロから』‥‥ 3 生きていくのに必要なもの(よしもとばなな『どんぐり姉妹』)/恋のようなものと、ほんものの恋(佐藤多佳子『黄色い目の魚』)‥‥ 4 私に向かって投げられたボール(伊集院静『ぼくのボールが君に届けば』/「私」になるための決意(沢木耕太郎『あなたがいる場所』)/まっとうに生きるとはどういうことなのか(ヒキタクニオ『角』)‥‥ 5 忌野中毒(忌野清志郎『忌野旅日記』)/私たちの知らない世界(大竹伸朗『カスバの男 モロッコ旅日記』)/ああなんて、楽なのだろう(酒井順子『29歳(ニジュク)と30歳(サンジュウ)のあいだには』)‥‥その他の書店
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