殺生と信仰ー武士を探る
- 著者:五味 文彦
- 出版社:KADOKAWA/角川学芸出版
- 装丁:ペーパーバック(283ページ)
- 発売日:1997-02-06
- ISBN-10:4047032808
- ISBN-13:978-4047032804
- 内容紹介:
- 武士は、武力や暴力を背景として政権を握ることができたが、その属性を抑えなければ七百年間もの長期にわたって政権を維持することは不可能であった。殺生を業とした武士だが、武芸に励む武士… もっと読む武士は、武力や暴力を背景として政権を握ることができたが、その属性を抑えなければ七百年間もの長期にわたって政権を維持することは不可能であった。殺生を業とした武士だが、武芸に励む武士ばかりでなく、弓矢を捨て、信仰を求めて遁生者となる武士もあった。絵巻『男衾三郎絵詞』をはじめ、説話集、御伽草子、記録、文書などの史料のなかに武士の姿を探り、兵(つわもの)、武士(もののふ)、賊(徒衆)、聖(道者)など多様な中世武士の姿を浮き彫りにする。
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