文人悪食
- 著者:嵐山 光三郎
- 出版社:新潮社
- 装丁:文庫(562ページ)
- 発売日:2000-08-30
- ISBN-10:4101419051
- ISBN-13:978-4101419053
- 内容紹介:
- 「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、それは作品そのものと深く結びついている。
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