渋沢・三島・六十年代
- 著者:倉林 靖
- 出版社:リブロポート
- 装丁:単行本(261ページ)
- ISBN-10:4845710927
- ISBN-13:978-4845710928
- 内容紹介:
- たとえば、村上春樹や村上龍。圧倒的な支持を受け、ポップにも見える彼らの小説に落ちる、色濃い六十年代の影。経済的繁栄と国際化・民主化を目指す一方、血と暴力、濃密なエロス、オカルティ… もっと読むたとえば、村上春樹や村上龍。圧倒的な支持を受け、ポップにも見える彼らの小説に落ちる、色濃い六十年代の影。経済的繁栄と国際化・民主化を目指す一方、血と暴力、濃密なエロス、オカルティズム、土俗的な情念、天皇制とナショナリズム…反近代的な矛盾が、膿のように、一気に噴出した六十年代。日本人はいったい何を得て、何を失ったのか。渋沢龍彦・三島由紀夫の活動の軌跡、前衛芸術・暗黒舞踏などとの関わりをたどり、ふたりが予見した現代の諸問題を灸り出す。
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