武田信玄と勝頼: 文書にみる戦国大名の実像
- 著者:鴨川 達夫
- 出版社:岩波書店
- 装丁:新書(216ページ)
- 発売日:2007-03-20
- ISBN-10:4004310652
- ISBN-13:978-4004310655
- 内容紹介:
- 文書はかつて何があったかを示唆するナマの証拠である。これを主たる材料として、私たちは過去の出来事の再現に挑む。「風林火山」の軍旗で知られる戦国大名、武田信玄・勝頼父子の文書を読み… もっと読む文書はかつて何があったかを示唆するナマの証拠である。これを主たる材料として、私たちは過去の出来事の再現に挑む。「風林火山」の軍旗で知られる戦国大名、武田信玄・勝頼父子の文書を読み解き、その人となり、滅亡に至る経緯を明らかにした一冊。文書の作られ方から丁寧に説き起こし、通説を根本から洗い直す。
目次
第1章 信玄・勝頼の文書とは(「究極の難文書」;文書の様式とその変化;偽物と改竄;年代の判断)
第2章 文書はこう読め(正確な読解―小さな不注意から文意が正反対に;細部への目配り―文書の裏側から意外な事実が;ふたたび「究極の難文書」)
第3章 文書はこう作られる(文書を求める;文書を作る;手紙に朱印を捺す)
第4章 信玄とはこんな男(信玄自筆の文書;信玄の能力と趣味;どろどろした人間関係;弱気と強気と)
第5章 信玄・勝頼の歩いた道(駿河を攻める;天下を狙ったわけでは…;勝頼の苦悩)
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