かくも甘き果実
- 著者:モニク・トゥルン
- 翻訳:吉田 恭子
- 出版社:集英社
- 装丁:単行本(320ページ)
- 発売日:2022-04-05
- ISBN-10:4087735176
- ISBN-13:978-4087735178
- 内容紹介:
- 「小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーンを愛した、3人の女たちあなたを語ることは、あなたを蘇らせること――甘い思い出と苦い記憶を語る彼女たちの「声」が、時を超えて響きわたる。“… もっと読む「小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーンを愛した、3人の女たち
あなたを語ることは、あなたを蘇らせること――
甘い思い出と苦い記憶を語る彼女たちの「声」が、時を超えて響きわたる。
“ここではないどこか”を求めつづけ、最後には日本で「移民作家・小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーン。彼の人生に深く関わった3人の女性が、胸に秘めた長年の思いを語りだす。
生みの母ローザ・アントニア・カシマチは、1854年、故郷への帰路の途中アイリッシュ海を渡る船上で、あとに残してきた我が子の未来を思いながら。
最初の妻アリシア・フォーリーは、夫との別離を乗り越えたのち、1906年のシンシナティで、ジャーナリストの取材を受けながら。
2番目の妻小泉セツは、永遠の別れのあと、1909年の東京で、亡き夫に呼びかけながら。
ジョン・ドス・パソス賞受賞の注目作家が、女性たちの胸の内を繊細かつ鮮やかに描いた話題作
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