『叩く』(新潮社)
渡辺 祐真
日常の不穏さを描く作品集。
空き巣に入った家で目を覚ました男。仲間は金と共に姿を消し、住人には顔を見られてしまった!
いまは足かせとなったその家で男は、不遇な過去を振り払うように包丁を握り――
さえない男の煩悶をリアルに描く表題作の他、理由も分からず妻に去られた夫(「アジサイ」)や、海に消えた父を待つ娘(「海がふくれて」)など、様々な「隣の人生」を鋭く浮き彫りにする。芥川賞受賞作家の最新作品集。
叩く アジサイ 風力発電所 埋立地 海がふくれて
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