エロティシズムの歴史: 呪われた部分 普遍経済論の試み 第二巻
- 著者:ジョルジュ・バタイユ
- 翻訳:湯浅 博雄,中地 義和
- 出版社:筑摩書房
- 装丁:文庫(336ページ)
- 発売日:2011-07-06
- ISBN-10:4480093516
- ISBN-13:978-4480093516
- 内容紹介:
- 民族学が教える通り、未開人は死=殺害の禁忌と並んで性的事象を強くタブー視してきた。"死"に劣らぬ荒々しい力である"性"にそのまま従うことを拒否して、それを制約づけ規… もっと読む民族学が教える通り、未開人は死=殺害の禁忌と並んで性的事象を強くタブー視してきた。"死"に劣らぬ荒々しい力である"性"にそのまま従うことを拒否して、それを制約づけ規範化しようとするところに"人間的な性"がある。触れてはならない、怖ろしい、と押しとどめる力が抵抗するにもかかわらず、その抵抗をのり超えて近づこうとする欲望する次元、それこそがエロティシズムだ。禁忌をあえて破り侵犯することの魅惑。そこに生れる聖性-。三部作として構想された『呪われた部分』の第二巻。バタイユのまなざしはスリリングに、容赦なくエロティシズムの本質を暴いてゆく。
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