リキュールの始まりは、薬効を求めて作った薬草を漬けた蒸溜酒だった。やがて飲み心地をよくするために甘みや香りを足されたことで、酒との相性が抜群になる。現代のカクテル事情につながるリキュールの驚きの歴史。レシピ付。
料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン特別賞を受賞した人気シリーズ。
■目次■
はじめに
第1章 砂糖・蒸溜酒・スパイス
「燃える水」
スパイスの時代
その他の珍しく貴重な産物
第2章 大航海時代から植民地主義へ
低地諸国のリキュール事情
大英帝国の建設
熱狂から商品化へ
啓蒙思想からラムへ、そして革命へ
第3章 啓蒙思想と革命への道
レモネードとカフェ
文化の革命から美食の進化へ
第4章 革命後のフランスのリキュール
きわめてフランス的なリキュール
営利主義と体系化
第5章 苦さの悦楽
食前酒と食後酒
イタリアの苦いリキュール、アマーロ
マジックアワー
第6章 パンチからカクテルへ
酔っ払い天国アメリカ
カクテル[Cock-Tail]の誕生がもたらしたもの
禁じられた喜び
禁酒法時代
第7章 20世紀のカクテル
グラスの中の休暇気分
リキュールを通して見た社会
甘い、あまりにも甘い
第8章 カクテルは新たな時代へ
似非マティーニ
変化はレストランの厨房からバーへ
国際的な連携
まるでミレニアムのパーティーのように
ブーム到来
謝辞
訳者あとがき
写真ならびに図版への謝辞
参考文献
付録 世界のリキュール
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