下着の文化史:古代の腰布からスポーツブラまで / ニーナ・エドワーズ
下着の文化史:古代の腰布からスポーツブラまで
  • 著者:ニーナ・エドワーズ
  • 出版社:原書房
  • 装丁:単行本(292ページ)
  • 発売日:2025-06-24
  • ISBN-10:4562075473
  • ISBN-13:978-4562075478
内容紹介:
外からは見えないプライベートな衣服慎ましさ、華やかさ、遊び心の歴史身体のプライベートな部分を覆う下着。どこを隠し、何なら見せてもよいのかは時代や場所と共に変わってきた。衛生的、… もっと読む
外からは見えないプライベートな衣服

慎ましさ、華やかさ、遊び心の歴史
身体のプライベートな部分を覆う下着。どこを隠し、何なら見せてもよいのかは時代や場所と共に変わってきた。衛生的、道徳的、性的など、さまざまなニーズを反映した形状で着る者をサポートする衣服について、図版とともに紹介する。

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人はたいてい、自分の体のプライベートな部分、つまり、性器や尻、女性なら胸を隠そうとする。下着には、体の特定の部分を他人から守り、隠す役割がある。下着が人目に触れると、たとえ大切な部分が隠れたままでも恥ずかしくなるのは ――たとえばズボンのジッパーをうっかり上げ忘れたとき―― 下着がその下に隠しているものを想起させるからだ。(本文より)
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本書のおもしろさは、下着の形状や機能だけでなく、その背景にある人間の価値観や本能を露わにしようと試みた点にあります。エドワーズは、古代から現代までのさまざまな下着や下着を取り巻く事象を取り上げ、ときにユーモラスなエピソードをまじえ、わたしたちの「常識」や「思い込み」を揺さぶります。そして、毎日のなにげない下着選びにも、実に色々な心理が働いていることに気づかせてくれます。博物館の中を一人じっくり見て歩くときのように、新しい発見に驚きながら自分自身を振り返る、そんな読書体験ができるかもしれません。
(訳者あとがきより)
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