教師という接客業 / 齋藤 浩
教師という接客業
  • 著者:齋藤 浩
  • 出版社:草思社
  • 装丁:単行本(214ページ)
  • 発売日:2020-07-02
  • ISBN-10:4794224583
  • ISBN-13:978-4794224583
内容紹介:
「学校もサービス業としての意識を持つべきだ」といったことが声高に語られるようになって、学校は「子どもを教育する場」という本来の役割から逸脱してしまった。公的機関=サービスを提供… もっと読む
「学校もサービス業としての意識を持つべきだ」といったことが
声高に語られるようになって、
学校は「子どもを教育する場」という本来の役割から逸脱してしまった。
公的機関=サービスを提供する場所という「曲解」が
まかり通るようになってしまった。
〈本書より〉

ベテラン公立小学校教師が、「接客業化」によって
機能不全に陥りかけている学校の実態を生々しく綴る。
いま、日本の学校で何が起きているのか。
なぜ心を病んで学校を去る教員が増え続けているのか。
そして今、子どもたちに本当に必要な教育と何なのか。
教師たちが直面するリアルな現実を紹介しつつ、
教育の本来的な役割を問い直す!


はじめに 目指すは高い顧客満足度?
第1章 保護者が期待するサービス満点教師
① 「とにかく楽しく」という要望
② あくまでもソフト路線
③ 「ウチの子を一番で」という要望
第2章 消えた熱血教師
① リスキーな熱血指導
② 量産されるフツーの先生
第3章 接客業化がもたらす弊害
① 上手くいっているアピール
②見えざる苦情への準備
第4章 学校にも押し寄せる変化の波
① 学校に期待しない風潮の蔓延
第5章 脱接客業化宣言
① 接客業との決別
② 新たに求められる教師像
終わりに

ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。

この本の書評/解説/選評
ページトップへ