『教師という接客業』(草思社)
齋藤 浩
声高に語られるようになって、
学校は「子どもを教育する場」という本来の役割から逸脱してしまった。
公的機関=サービスを提供する場所という「曲解」が
まかり通るようになってしまった。
〈本書より〉
ベテラン公立小学校教師が、「接客業化」によって
機能不全に陥りかけている学校の実態を生々しく綴る。
いま、日本の学校で何が起きているのか。
なぜ心を病んで学校を去る教員が増え続けているのか。
そして今、子どもたちに本当に必要な教育と何なのか。
教師たちが直面するリアルな現実を紹介しつつ、
教育の本来的な役割を問い直す!
はじめに 目指すは高い顧客満足度?
第1章 保護者が期待するサービス満点教師
① 「とにかく楽しく」という要望
② あくまでもソフト路線
③ 「ウチの子を一番で」という要望
第2章 消えた熱血教師
① リスキーな熱血指導
② 量産されるフツーの先生
第3章 接客業化がもたらす弊害
① 上手くいっているアピール
②見えざる苦情への準備
第4章 学校にも押し寄せる変化の波
① 学校に期待しない風潮の蔓延
第5章 脱接客業化宣言
① 接客業との決別
② 新たに求められる教師像
終わりに
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