『リベラルアーツと外国語』(水声社)
本村 凌二
外国語教育はなぜ必要なのか? 言語教育にたずさわる3名によるシンポジウムと、9名による識者の論考から考える。コミュニケーションのための外国語から、リベラルアーツとしての外国語に至るための第一歩。前著『21世紀のリベラルアーツ』につづく、「創造的リベラルアーツ」の第2弾。
はじめに(石井洋二郎)
Ⅰ
【シンポジウム】
リベラルアーツと外国語
鳥飼玖美子/小倉紀蔵/ロバート キャンベル/【司会】石井洋二郎
Ⅱ
リベラルアーツと語学教育と自由間接話法(阿部公彦)
自由になるためのリベラルアーツ(佐藤嘉倫)
記者にとっての外国語――自分と読者の社会を相対化する視点として(大野博人)
言葉のネットワークを往復するということ(藤垣裕子)
橋をかけるリベラルアーツ――他者と共に飛び立つための外国語(鈴木順子)
「私」はどこにいるのか(細田衛士)
森鷗外の訳詩からリベラルアーツを問う(坂井修一)
外国語は存在している(國分功一郎)
詩という謎語をめぐって――機械翻訳の時代におけるリベラルアーツとしての言語教育(田中純)
倫理としての想像力――「あとがき」に代えて(石井洋二郎)
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