人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科 / 橋本 治
人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科
  • 著者:橋本 治
  • 出版社:ホーム社
  • 装丁:単行本(1404ページ)
  • 発売日:2021-09-24
  • ISBN-10:4834253503
  • ISBN-13:978-4834253504
内容紹介:
構想30年!! 橋本治が挑んだ、空前絶後・前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行!千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでい… もっと読む
構想30年!! 橋本治が挑んだ、空前絶後・前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行!

千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでいた。それを知った国立千州大学二年生のテツオとキイチは、すでにある市民運動に共感することが出来なかったので、新しい反対運動を立ち上げる。彼らにとって唯一ピンと来るのは、「人工島?そんなのいらないじゃん」という、そのことだけだったのだ。

大学ではテツオとキイチを中心に同好会が組織され、人工島建設への反対運動が動き始めるが、話はやがて彼らの父母、祖父母、兄弟、近所の人々の人生にまで脱線し、街全体の歴史とそこで生きる人々の姿が浮かび上がっていく。
架空の地方都市を舞台に、この国の姿を描いた未完の大長編!!

創作の秘密を明かす500枚を超える「人名地名その他ウソ八百辞典」と、本作品の舞台である架空の街、比良野市及びその周辺について著者自身が描いた「人工島戦記地図」付。
ページ数 1376頁。

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