『パレスチナ』(いそっぷ社)
四方田 犬彦
著者のジョー・サッコは1991-92年にかけてイスラエルの占領地であるヨルダン川西岸地区やガザ地区で2か月間を過ごした。折しもパレスチナ人のあいだから自然に起きたといわれる第1次インティファーダ(民衆蜂起)の時である。紛争の最前線で彼は、拷問を受けたパレスチナ人から観光気分のイスラエル人まで、さまざまなインタビューをこころみる。
パレスチナの現実を「正確に、かつやさしく」白日のもとに晒したとして国際的な評価を受けた本書。その刊行から10年経ち、著者のサッコ自身が当時つけていた日記やメモを引用しながら、マンガに込めた思いや取材方法を赤裸々に綴った30頁分を増補。新たに特別版としてお贈りする。
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書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。
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