「白い光」のイノベーション―ガス灯・電球・蛍光灯・発光ダイオード
- 著者:宮原 諄二
- 出版社:朝日新聞社
- 装丁:単行本(279ページ)
- ISBN-10:4022598905
- ISBN-13:978-4022598905
- 内容紹介:
- 初めて燃える炎を手に入れてから19世紀の半ばまで、人類は50万年もの長い長い間、炎の黄色い明かりに甘んじてきた。最初の「白い光」の光源である白熱ガス灯以来150年。白熱電球、白色蛍光灯、… もっと読む初めて燃える炎を手に入れてから19世紀の半ばまで、人類は50万年もの長い長い間、炎の黄色い明かりに甘んじてきた。最初の「白い光」の光源である白熱ガス灯以来150年。白熱電球、白色蛍光灯、白色発光ダイオードはどれも、昼間の太陽の光と同じように夜の街や室内を明るく照らし、安価に大量生産されて暮らしを変えた。それだけではない。新しい産業と市場をつくりだし、他方これまで盛んだった産業を衰退させた。たとえば勃興期の石油産業は、ガス灯や電球によって明かりの燃料としてのニーズを失い、石炭産業に駆逐された。自動車の普及までの数十年、雌伏を余儀なくされる。小さな発明はどのようにして発明を超え、時代を変える「事件」となるのだろう。「イノベーション」を軸にたどる人と明かりの歴史。
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