王道楽土の戦争 戦前・戦中篇 / 吉田 司
王道楽土の戦争 戦前・戦中篇
  • 著者:吉田 司
  • 出版社:NHK出版
  • 装丁:単行本(285ページ)
  • 発売日:2005-11-01
  • ISBN-10:4140910453
  • ISBN-13:978-4140910450
内容紹介:
圧倒的な敵に取り囲まれて「逃げ場なく全滅、玉砕する」という恐怖伝説が、島国日本列島の精神的DNAを形成している。その反動としての暴力性や侵略性が、近代日本ではアジアに向かっていった。… もっと読む
圧倒的な敵に取り囲まれて「逃げ場なく全滅、玉砕する」という恐怖伝説が、島国日本列島の精神的DNAを形成している。その反動としての暴力性や侵略性が、近代日本ではアジアに向かっていった。我らの父祖のワンダーランド「満州国」、そして八紘一宇の「大東亜共栄圏」。その隠された不安と夢と欲望を支えた、アマテラス帝国神話の虚妄、“神道原理主義”がもたらした災厄の巨大さを辿る。さらに、「偽満州」建国→アジア侵略→日米戦争に突き進んだ「奥羽越列藩同盟」の末裔たち、東北から輩出した政治家・軍人たちの怨念の系譜と情念を辿り、石原莞爾“法華原理主義”の内実を暴く。

目次
1章 夢の中へ
2章 島に散る華
3章 アラモ系の人びと
4章 ヒルコ系の人びと
5章 島に咲く華(蒙古の嵐、再び;日本一の大天狗)
6章 魂立国(狐の里・靖国の都;石原莞爾の「世界最終戦争論」)

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