『科博と科学: 地球の宝を守る』(早川書房)
鹿島 茂
明治10年の創立以来、「人類の共通財産」を保存・継承し続けてきた上野・国立科学博物館。コロナ禍により来館者8割減、起死回生のクラウドファンディング……果てなき挑戦、その軌跡
『人類の起源』(新書大賞2023 第2位)著者・国立科学博物館の館長がいま伝えたいこととは
日本中が注目したクラウドファンディングの舞台裏も初公開!
「博物館の研究者は、100年、200年とモノを集めたら、200年先の人間が教科書を書き替えるような発見をしてくれるという可能性を信じています。今の時代だと、その瞬間に稼げるお金に対しての必要経費という見方をするので、稼げない分野に関しては経費をかけるのを止めましょう、という話になってしまいます。長い目で考えるには、体力も知力も財力も必要なのです」(本文より)
人類にとって博物館とは、科学とは何か。分子人類学の第一人者にして現役の国立科学博物館長が語りつくす!
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