書評

『「冗談画報」という楽しい番組があった』(三賢社)

  • 2026/03/09
「冗談画報」という楽しい番組があった / 泉 麻人
「冗談画報」という楽しい番組があった
  • 著者:泉 麻人
  • 出版社:三賢社
  • 装丁:単行本(ソフトカバー)(312ページ)
  • 発売日:2025-12-20
  • ISBN-10:4908655278
  • ISBN-13:978-4908655272
内容紹介:
〝業界視聴率ナンバーワン”と呼ばれたあの伝説の番組がリアルによみがえる司会・泉麻人で、1985〜90年にフジテレビで放送された「冗談画報」。お笑い芸人から、ミュージシャン、演劇人まで… もっと読む
〝業界視聴率ナンバーワン”と呼ばれた
あの伝説の番組がリアルによみがえる

司会・泉麻人で、1985〜90年にフジテレビで放送された「冗談画報」。
お笑い芸人から、ミュージシャン、演劇人まで、若き才能のパフォーマンスを
ライブ形式で見せるという手法で、激戦の深夜帯に異彩を放った。
サブカルチャー的な演者も多く起用され、出演をきっかけにブレイクした新人も数多い。
およそ40年前の真夜中の熱狂を、裏側のエピソードや時代背景を交えながら描く。

【目次】
1 プロローグ

2 そして、コサキンのライブから始まった
小堺一機・関根勤

3 コメコメとデーモンの登場
米米CLUB/聖飢魔II/バブルガム・ブラザーズ/ダディ竹千代&東京おとぼけCats/おかげ様ブラザーズ/TOPS/爆風スランプ スーパースランプ

4 エンタメのレジェンドたち
斎藤晴彦/坂田明/団しん也/ビジーフォー 谷啓/サイジョーズ

5 AB中山とナベプロの仲間たち
ABブラザーズ/ぐちっこダンサーズ(スクールメイツ)/ビッグサースデー

6 トレンディーな日常コント
ちびっこギャング/パワーズ/ウッチャンナンチャン

7 ショートコントとファンクの狭間で
ジャドーズ/Mr.マッチョカマチョ(田代まさし)

8 渋谷系笑芸人の拠点、「ラ・ママ」の新人コント大会
おきゃんぴー/ピンクの電話/チャイルズ/コントふらみんご/ペコちゃん/鮫島くん/笑組

9 東京ヴォードヴィルショーとワハハの人々
WAHAHA本舗

10 シティボーイズの息子たち
ラジカル・ガジベリビンバ・システム/竹中直人 高井戸/いとうせいこう/タイニー・パンクス/小林克也&ナンバーワンバンド

11 ダウンタウンと関西芸ニューウェーブ
中島らも・キッチュ/笑福亭笑瓶/嘉門達夫/NGKシアターのアメリカン・ショー

12 コミックフォークの世代
なぎら健壱/所ジョージ/ラサール石井/いんぐりもんぐり/田中義剛 高田文夫

13 サブカル女芸人の台頭
清水ミチコ/野沢直子

14 ナゴムレコードとテクノなロック
有頂天(ケラ)/筋肉少女帯+空手バカボン/ばちかぶり/戸川純とヤプーズ/サエキけんぞうとパール兄弟/ネオGS(ファントムギフト、コレクターズ、ストライクス)

15 ショーパブとミュージカル
ダチョウ倶楽部/B21スペシャル/ショーパブ「KON」/タップチップス/アイ・ガット・マーマン

16 「冗談画報」終了と「冗談画報Ⅱ」の始まり

17 シモキタ笑劇と「大人計画」の登場
劇団健康/鳶屋軽兵衛一族/カンコンキンシアター/遊◎機械 全自動シアター/劇団SHA・LA・LA/劇団20世紀急行/ビタミン大使ABC/佐藤正宏+柴田理恵/平成モンド兄弟/吹越満/大人計画/柄本明

18 爆笑問題と漫才コント新時代
爆笑問題/ビシバシステム/ズ・ビーム/テンション/山田雅人・森脇健児

19 新たなるピン芸
松村邦洋 片岡鶴太郎/松尾貴史/伊集院光/立川志の輔/伊藤多喜雄

20 バブルなヤンエグの季節
リーマンズ/シャインズ

21 イカ天ブームと冗談的バンド
フェアチャイルド/ゴーバンズ/東京少年/一番屋(カブキロックス)/大島渚(みうらじゅんバンド)/久住昌之&モダンヒップ/AVECS(内田春菊バンド)

22 ラップの進化とラテンバンドの復権
スチャダラパー/ランキン・タクシー/河内家菊水丸/電気グルーヴ/ムスタングA・K・A/東京パノラママンボボーイズ/東京スカパラダイスオーケストラ
1985年10月7日、「冗談画報」はフジテレビの深夜枠で始まった。制作は、69年開始のザ・ドリフターズ「8時だョ!全員集合」を終了に追いやった「オレたちひょうきん族」の横澤彪(たけし)チーム。テレビ視聴者に馴染(なじ)みのない主に新人のお笑い芸人と、“笑い”の要素が濃いバンドを、著名「推薦人」が紹介する形式だった。Ⅱとなって90年まで続き、「(テレビ)業界人の視聴率ナンバーワン」とも称(たた)えられた。

司会を務めた著者が、ビデオ録画と手帳のメモにもとづき約100人(組)の出演者を回想している。初期は米米CLUBや聖飢魔Ⅱ、いとうせいこう。ダチョウ倶楽部や清水ミチコ。後期には田口トモロヲ(バンド「ばちかぶり」)、電気グルーヴも。多くがいまなお芸能界で活躍しているのに驚く。寄席やジャズ喫茶等とはまったく別ルートで新たな文化が育ちつつあった。「軽くてオシャレな新人類側の文化人みたいなキャラをあえて演じよう」と使命感に燃えた当時30歳ほどの著者自身も、この番組の落とし子であった。

詳細な回想が楽しいが、現場での参与観察からこの40年の日本文化の軌跡を分析する貴重な調査報告とも言える。
「冗談画報」という楽しい番組があった / 泉 麻人
「冗談画報」という楽しい番組があった
  • 著者:泉 麻人
  • 出版社:三賢社
  • 装丁:単行本(ソフトカバー)(312ページ)
  • 発売日:2025-12-20
  • ISBN-10:4908655278
  • ISBN-13:978-4908655272
内容紹介:
〝業界視聴率ナンバーワン”と呼ばれたあの伝説の番組がリアルによみがえる司会・泉麻人で、1985〜90年にフジテレビで放送された「冗談画報」。お笑い芸人から、ミュージシャン、演劇人まで… もっと読む
〝業界視聴率ナンバーワン”と呼ばれた
あの伝説の番組がリアルによみがえる

司会・泉麻人で、1985〜90年にフジテレビで放送された「冗談画報」。
お笑い芸人から、ミュージシャン、演劇人まで、若き才能のパフォーマンスを
ライブ形式で見せるという手法で、激戦の深夜帯に異彩を放った。
サブカルチャー的な演者も多く起用され、出演をきっかけにブレイクした新人も数多い。
およそ40年前の真夜中の熱狂を、裏側のエピソードや時代背景を交えながら描く。

【目次】
1 プロローグ

2 そして、コサキンのライブから始まった
小堺一機・関根勤

3 コメコメとデーモンの登場
米米CLUB/聖飢魔II/バブルガム・ブラザーズ/ダディ竹千代&東京おとぼけCats/おかげ様ブラザーズ/TOPS/爆風スランプ スーパースランプ

4 エンタメのレジェンドたち
斎藤晴彦/坂田明/団しん也/ビジーフォー 谷啓/サイジョーズ

5 AB中山とナベプロの仲間たち
ABブラザーズ/ぐちっこダンサーズ(スクールメイツ)/ビッグサースデー

6 トレンディーな日常コント
ちびっこギャング/パワーズ/ウッチャンナンチャン

7 ショートコントとファンクの狭間で
ジャドーズ/Mr.マッチョカマチョ(田代まさし)

8 渋谷系笑芸人の拠点、「ラ・ママ」の新人コント大会
おきゃんぴー/ピンクの電話/チャイルズ/コントふらみんご/ペコちゃん/鮫島くん/笑組

9 東京ヴォードヴィルショーとワハハの人々
WAHAHA本舗

10 シティボーイズの息子たち
ラジカル・ガジベリビンバ・システム/竹中直人 高井戸/いとうせいこう/タイニー・パンクス/小林克也&ナンバーワンバンド

11 ダウンタウンと関西芸ニューウェーブ
中島らも・キッチュ/笑福亭笑瓶/嘉門達夫/NGKシアターのアメリカン・ショー

12 コミックフォークの世代
なぎら健壱/所ジョージ/ラサール石井/いんぐりもんぐり/田中義剛 高田文夫

13 サブカル女芸人の台頭
清水ミチコ/野沢直子

14 ナゴムレコードとテクノなロック
有頂天(ケラ)/筋肉少女帯+空手バカボン/ばちかぶり/戸川純とヤプーズ/サエキけんぞうとパール兄弟/ネオGS(ファントムギフト、コレクターズ、ストライクス)

15 ショーパブとミュージカル
ダチョウ倶楽部/B21スペシャル/ショーパブ「KON」/タップチップス/アイ・ガット・マーマン

16 「冗談画報」終了と「冗談画報Ⅱ」の始まり

17 シモキタ笑劇と「大人計画」の登場
劇団健康/鳶屋軽兵衛一族/カンコンキンシアター/遊◎機械 全自動シアター/劇団SHA・LA・LA/劇団20世紀急行/ビタミン大使ABC/佐藤正宏+柴田理恵/平成モンド兄弟/吹越満/大人計画/柄本明

18 爆笑問題と漫才コント新時代
爆笑問題/ビシバシステム/ズ・ビーム/テンション/山田雅人・森脇健児

19 新たなるピン芸
松村邦洋 片岡鶴太郎/松尾貴史/伊集院光/立川志の輔/伊藤多喜雄

20 バブルなヤンエグの季節
リーマンズ/シャインズ

21 イカ天ブームと冗談的バンド
フェアチャイルド/ゴーバンズ/東京少年/一番屋(カブキロックス)/大島渚(みうらじゅんバンド)/久住昌之&モダンヒップ/AVECS(内田春菊バンド)

22 ラップの進化とラテンバンドの復権
スチャダラパー/ランキン・タクシー/河内家菊水丸/電気グルーヴ/ムスタングA・K・A/東京パノラママンボボーイズ/東京スカパラダイスオーケストラ

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初出メディア

毎日新聞

毎日新聞 2026年2月28日

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