1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。 東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2018年4月より放送大学教授、東京大学名誉教授。武道家としても知られる。著書に『ケインズとハイエク』『日本経済論』『分断された経済』『経済学の名著30』『消費資本主義のゆくえ』『失われた景観』『武道を生きる』『経済政策―不確実性に取り組む』『森山威男 スイングの核心』など。
松原 隆一郎の書評/解説/選評
- 『感染症と経営:戦前日本企業は「死の影」といかに向き合ったか』(中央経済社)松原 隆一郎
不確実性への対処が企業の本質新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が発出された2020年の春、100年前(1918年から1921年にかけて)に流行した「…
書評 - 『Adaptive Markets 適応的市場仮説: 危機の時代の金融常識』(東洋経済新報社)松原 隆一郎
投資理論の発展から見える希望コロナ禍が不気味に居座る世界で、奇妙な現象が起きている。アメリカで株価が高騰、一部の株式指数が史上最高値を更新…
書評 - 『日本経済の故障箇所』(日本評論社)松原 隆一郎
内部留保が招いた株植民地化評者は、今世紀に入ってからの日本経済は資本主義ではない、と考えてきた。ここで言う「資本主義」とは、企業家が銀行か…
書評 - 『椅子クラフトはなぜ生き残るのか』(左右社)松原 隆一郎
「クラフト」は手作りで少量生産を特徴とする工藝文化。日本では民藝に当たるだろう。陶磁器や木製品、手芸品、装飾品などのクラフツは生産性が低く…
書評 - 『新型コロナ「正しく恐れる」II 問題の本質は何か』(藤原書店)松原 隆一郎
確認された間違いを捨てる評者は新型コロナの専門知識を持たないが、それでも昨年来の政府発表やマスコミ報道には多く不満だ。昨春、パチンコ店の営…
書評 - 『無形資産が経済を支配する: 資本のない資本主義の正体』(東洋経済新報社)松原 隆一郎
経済停滞・格差への意外な影響GDPや成長率といった政府公表の国民経済計算では、国民が実感する経済の現状をとらえ切れていないのではないか。幸福…
書評
松原 隆一郎の読書日記/コラム/対談・鼎談