
1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。 東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2018年4月より放送大学教授、東京大学名誉教授。武道家としても知られる。著書に『ケインズとハイエク』『日本経済論』『分断された経済』『経済学の名著30』『消費資本主義のゆくえ』『失われた景観』『武道を生きる』『経済政策―不確実性に取り組む』『森山威男 スイングの核心』など。
松原 隆一郎の書評/解説/選評
- 『医療崩壊 真犯人は誰だ』(講談社)松原 隆一郎
平時と危機、区別する制度枠組み必要感染者数の急激な低下のもと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については観光地や繁華街における人流の…
書評 - 『沢村忠に真空を飛ばせた男: 昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社)松原 隆一郎
勝利までお膳立てする手腕読売巨人軍が9連覇した1973年、三冠王を取った王貞治は「日本プロスポーツ大賞」を受賞しなかった。同年、ボクシングジム…
書評 - 『水都 東京 ――地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外』(筑摩書房)松原 隆一郎
水循環都市をとらえ直すチェーン店の看板がケバケバしく、地域に潤いをもたらす屋敷森が突如マンションになり、プレハブ住宅が続く。評者は街並みの…
書評 - 『アメリカの世紀と日本――黒船から安倍政権まで』(みすず書房)松原 隆一郎
直視すべき悲痛な二国関係史アジア太平洋戦争が終結した1945年には世界の約半分を占めていたアメリカの経済規模(GDP)が、2018年には25%に後退し…
書評 - 『アロハで猟師、はじめました』(河出書房新社)松原 隆一郎
いのちに襟を正す真剣な遊びある男が六年前、赴任先の長崎県諫早市の耕作放棄地で「朝だけ農夫」を始める。早朝の一時間だけ働き、自分が食べる一年…
書評 - 『それをお金で買いますか』(早川書房)松原 隆一郎
驚くべき「市場化」の実態を暴く一昨年の夏、フォークの岡林信康のコンサートに行った時、曲の合間に岡林がこんなことを言った。「僕ら若い頃は『渋…
書評
松原 隆一郎の読書日記/コラム/対談・鼎談