
1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。 東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2018年4月より放送大学教授、東京大学名誉教授。武道家としても知られる。著書に『ケインズとハイエク』『日本経済論』『分断された経済』『経済学の名著30』『消費資本主義のゆくえ』『失われた景観』『武道を生きる』『経済政策―不確実性に取り組む』『森山威男 スイングの核心』など。
松原 隆一郎の書評/解説/選評
『日本領サイパン島の一万日』(中央公論新社)
松原 隆一郎南洋のサイパン島は八王子市ほどの広さ。第一次世界大戦後に日本の委任統治領、太平洋戦争では日米の激戦地となって、五万七千(うち民間人一万数千…
書評
『数理モデルはなぜ現実世界を語れないのか:社会的な視点から科学的予測を考える』(白揚社)
松原 隆一郎意義と限界、暴走しないための5原則誰もがその利益から排除されない「公共財」の例として、経済学のテキストでは多く国防や灯台が挙げられるが、近…
書評
『アメリカの新右翼:トランプを生み出した思想家たち』(新潮社)
松原 隆一郎欧米で噴出する動き 日本では?7月の参院選では非自民で「保守」を訴える政党が躍進した。ながらく非差別やグローバリズムが目指すべき理念とされて…
書評
『ファスト化する日本建築』(扶桑社)
松原 隆一郎見栄えではなく、あるものを活かす手法昨年来、SNSで「腐る建築」が話題になっている。ある公立美術館で屋根や壁に配された木が朽ち、次々に剥落し…
書評
『大いなるナショナリスト 福澤諭吉』(藤原書店)
松原 隆一郎過去世代との連帯の「すゝめ」を描く福澤諭吉は幕末を33年、維新後を33年間生き、「読書渡世の一小民」として健筆を振るった。幕末に欧米へ渡り、科…
書評
『無我夢中<柔道に育てられて>』(ベースボール・マガジン社)
松原 隆一郎稀代の寝業師が研究尽くした道国際武道大学名誉教授である著者は柔道競技における稀代(きたい)の寝業師。1980年モスクワ五輪65キロ級日本代表だっ…
書評
松原 隆一郎の読書日記/コラム/対談・鼎談























