1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。 東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2018年4月より放送大学教授、東京大学名誉教授。武道家としても知られる。著書に『ケインズとハイエク』『日本経済論』『分断された経済』『経済学の名著30』『消費資本主義のゆくえ』『失われた景観』『武道を生きる』『経済政策―不確実性に取り組む』『森山威男 スイングの核心』など。
松原 隆一郎の書評/解説/選評
- 『ソーシャル・キャピタル新論: 日本社会の「理不尽」を分析する』(東京大学出版会)松原 隆一郎
社会への違和感 あなたは?書名は「ソーシャル・キャピタル新論」と硬く、用語も「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」「非凸性」「ミクロ・…
書評 - 『『細雪』とその時代』(中央公論新社)松原 隆一郎
阪神間モダニズム崩壊の美私(評者)は谷崎が『細雪』で描いた土地柄に、インサイダーとして通じていると思う。実家は谷崎が転々とした神戸市東灘区…
書評 - 『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)松原 隆一郎
統計と歴史から法則を導くアフガン侵攻が決行された1979年よりも以前の1976年にデビュー作『最後の転落』で旧ソ連の崩壊を予告、グローバリズムが永…
書評 - 『感染症と経営:戦前日本企業は「死の影」といかに向き合ったか』(中央経済社)松原 隆一郎
不確実性への対処が企業の本質新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が発出された2020年の春、100年前(1918年から1921年にかけて)に流行した「…
書評 - 『Adaptive Markets 適応的市場仮説: 危機の時代の金融常識』(東洋経済新報社)松原 隆一郎
投資理論の発展から見える希望コロナ禍が不気味に居座る世界で、奇妙な現象が起きている。アメリカで株価が高騰、一部の株式指数が史上最高値を更新…
書評 - 『日本経済の故障箇所』(日本評論社)松原 隆一郎
内部留保が招いた株植民地化評者は、今世紀に入ってからの日本経済は資本主義ではない、と考えてきた。ここで言う「資本主義」とは、企業家が銀行か…
書評
松原 隆一郎の読書日記/コラム/対談・鼎談