
1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。 東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2018年4月より放送大学教授、東京大学名誉教授。武道家としても知られる。著書に『ケインズとハイエク』『日本経済論』『分断された経済』『経済学の名著30』『消費資本主義のゆくえ』『失われた景観』『武道を生きる』『経済政策―不確実性に取り組む』『森山威男 スイングの核心』など。
松原 隆一郎の書評/解説/選評
- 『我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本』(共和国)松原 隆一郎
幼少期から腎臓などの病に苦しみ、34歳で亡くなった「サックス吹き」篠田昌已(まさみ)。昨年は没後30年。2008年刊行のパンフレットの増補版が本書…
書評 - 『テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習』(KADOKAWA)松原 隆一郎
「寅さんはヤクザではない」憤慨コロナ禍を越えこの五月には浅草寺の三社祭がほぼ四年ぶりに従前通り開催される。焼きそばやりんご飴を売り捌く三寸…
書評 - 『上昇: アメリカは再び〈団結〉できるのか』(創元社)松原 隆一郎
「逆U字カーブ」検証 圧倒的な読後感微温的な日本の政治風土からすれば2021年にアメリカで勃発したトランプ支持者による合衆国議会議事堂襲撃は想像…
書評 - 『掬われる声、語られる芸: 小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』』(春秋社)松原 隆一郎
独自の芸風確立への肥やしに『ドキュメント 日本の放浪芸――小沢昭一が訪ねた道の芸・街の芸』は1971年に日本ビクター株式会社(当時)から発売され…
書評 - 『中央銀行はお金を創造できるか―信用システムの貨幣史―』(名古屋大学出版会)松原 隆一郎
歴史知識と現状判断、大胆に融合黒田日銀の「異次元の金融緩和」は、見事なまでの空砲、空論に終わった。主唱者たちは「家計が消費に企業が投資にお…
書評 - 『医療崩壊 真犯人は誰だ』(講談社)松原 隆一郎
平時と危機、区別する制度枠組み必要感染者数の急激な低下のもと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については観光地や繁華街における人流の…
書評
松原 隆一郎の読書日記/コラム/対談・鼎談