そうだったのか手塚治虫―天才が見抜いていた日本人の本質 / 中野 晴行
そうだったのか手塚治虫―天才が見抜いていた日本人の本質
  • 著者:中野 晴行
  • 出版社:祥伝社
  • 装丁:新書(252ページ)
  • 発売日:2005-04-01
  • ISBN-10:439611009X
  • ISBN-13:978-4396110093
内容紹介:
手塚治虫のデビューは昭和二十一年一月。それは敗戦によってリセットされたこの国がゼロから再スタートを切った直後のことだった。以来四十余年、戦後日本の変化・発展と寄り添うように十万枚… もっと読む
手塚治虫のデビューは昭和二十一年一月。それは敗戦によってリセットされたこの国がゼロから再スタートを切った直後のことだった。以来四十余年、戦後日本の変化・発展と寄り添うように十万枚ものマンガを描きあげて逝った巨星。著者はその作品群を「アイデンティティの喪失」と「自分探し」という視点からあらためて分析する。そこには「作家」=「主人公」=「世相・社会」の相関関係が鮮やかに浮かびあがってきた。(この本の目的は「マンガ学」的に手塚マンガの研究をすることではない。あくまでも、手塚マンガをテキストとしながら、手塚を含めた戦後の日本人を考えることにある)。第一級の研究家による画期的論考の完成。

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