北朝鮮の食卓:食からみる歴史、文化、未来 / キム・ヤンヒ
北朝鮮の食卓:食からみる歴史、文化、未来
  • 著者:キム・ヤンヒ
  • 翻訳:金 知子
  • 出版社:原書房
  • 装丁:単行本(312ページ)
  • 発売日:2024-10-28
  • ISBN-10:4562074760
  • ISBN-13:978-4562074761
内容紹介:
近くて遠い国の食文化、どのくらい知っていますか?平壌冷麺、緑豆チヂミ、大同江ビール愛されているお菓子は? よく飲まれているお酒は?韓国に住む著者が、自国とは少し違う北朝鮮独自の… もっと読む
近くて遠い国の食文化、どのくらい知っていますか?
平壌冷麺、緑豆チヂミ、大同江ビール

愛されているお菓子は? よく飲まれているお酒は?
韓国に住む著者が、自国とは少し違う北朝鮮独自の食文化を体験。
異なるに至った経緯や歴史、そしてこれからのことについて考える。



目次

はじめに

一部 北朝鮮の食文化と制度
一 配給制度によって維持されてきた社会
二 女性の社会参加を奨励せよ
三 米はすなわち社会主義だ
四 トウモロコシとジャガイモ、主食としてよみがえる
五 「苦難の行軍」が築いた食文化
六 草を肉に変えよう
七 子どもは国の王様
八 イメージを形成する象徴としての食べ物
九 特別な恩恵に感謝する
十 科学化と標準化を通じて発展する民族料理
十一 金さえあれば、いくらでも食べられていい暮らしができる
十二 人民においしい外国の食べ物を広く知らせよ

二部 北朝鮮の郷土料理
一 平壌の三大風物の一つ平壌冷麺と咸興緑末ククス
二 王族の麺を進化させた肉錚盤ククス
三 白頭山の精気に満ちた凍カムジャククス
四 切ない思いが込められた平壌温飯
五 黄海の豊かさを抱いた海州攪飯
六 三伏に食べる冷たい滋養食、醋芥湯
七 開城の秋の滋養食、鰍魚湯
八 大みそかから準備した開城の正月料理、チョレンイトックク
九 外国人が最も愛した緑豆チヂミ
十 夏の食べ物、開城片水
十一 大切な客人にふるまう料理、大同江スンオクク
十二 開城屈指の名物、ポッサムキムチ
十三 咸鏡道の冬の珍味、明太スンデ
十四 咸鏡道の自慢、酸味のあるカジェミ食醯
十五 妙香山の澄んだ水で育つ七色ソンオ
十六 開城・鳳東館のトルケチム
十七 三伏のタンゴギククは足の甲にこぼしても薬になる
十八 平壌の自慢、大同江ビール
十九 最高指導者が絶賛した康翎緑茶
二十 故郷への募る思い、ノチ
二十一 甘いけれどほろ苦い酒の味がするスィウム餅

三部 和解と平和の食べ物
一 南北交流の代表格、平壌冷麺
二 食卓の上の統一、ビビンバ
三 南北首脳の乾杯酒、トゥルチュクスル&ムンベ酒
四 一流のサービス拠点、大同江水産物食堂と貴重なチョルガプサンオ
五 北朝鮮からやってきた贈り物、松茸
六 済州島が築き上げた平和、みかん
七 大切な気持ちを伝える玉流パン
八 北朝鮮で一番人気の韓国のお菓子、チョコパイ
九 北朝鮮の国宝五十六号、江西薬水
十 トランプと金正恩のハンバーガー
十一 悲運のペソクキムチ
十二 恋しいあの味、金剛山のカルビ

おわりに
付録 金正日国防委員長の献立
訳者あとがき
参考資料

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