老いと介護の日本史: 「認知症」への眼差し
- 著者:新村 拓
- 出版社:吉川弘文館
- 装丁:単行本(200ページ)
- 発売日:2025-07-23
- ISBN-10:464230620X
- ISBN-13:978-4642306201
- 内容紹介:
- 歴史にみる“老い”へのまなざしと“認知症”介護 〈老人介護に関わるすべての人必読〉古来、老化にともなう病や認知症(老耄(ろうもう))がいかに認識され、患う人びとがどのように介護され生活… もっと読む歴史にみる“老い”へのまなざしと“認知症”介護 〈老人介護に関わるすべての人必読〉
古来、老化にともなう病や認知症(老耄(ろうもう))がいかに認識され、患う人びとがどのように介護され生活してきたのか。続日本紀・源氏物語・徒然草・官刻孝義録などの老人や老病に関わる記述から通史的に描き、実態に迫る。
[目次]
老いを見る眼と認知症介護の今昔―プロローグ
嫌われる老いと讃えられる老い
嫌われた老人の生理
長寿を祝う心と老苦を恐れる心
蔑まれた老醜と讃えられた老いの知
老人を支える養生法と医療
学者たちの説く老人論と医療
老いをいかに迎えるか
老人の健康を支える技と知識
近世における老耄介抱の実践
伝統的な看取りの作法
老いと病と死
近世における看取り
近現代の老人―「老耄狂」から高齢者福祉へ―
西洋医学の導入と囲い込まれる精神障害者
近現代の老人介護の担い手―「淳風美俗」の家庭内介護
戦後の老人福祉制度の展開―エピローグ
あとがき
参考文献
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