『薪を焚く』(晶文社)
平松 洋子
ノルウェー本国では2011年刊行以来、16万部のロングセラー
◎英“The Bookseller” 誌 2016年最優秀ノンフィクション大賞受賞
北欧の冬は寒い。
屈指の寒冷地で古くから人は山に入り、木を伐り、
薪を積んで乾燥させ、火をおこしてきた。
薪焚きは生活に欠かせない技術として受け継がれ、
いまもノルウェー人の生活文化に根づいている。
伐って、割って、積んで、乾かし、燃やす――
ただひたむきに木と対話する。
そこに浮かび上がる、自然との関わり、道具への偏愛、
スローライフの哲学、手仕事の喜び……
本書は薪焚きの実践的な知恵と技を伝えつつ、
エネルギー問題に取り組む社会の変遷、大気汚染を抑える燃焼技術の革新、
チェーンソーや斧など道具の歴史、薪愛好者たちへの取材など、
薪をめぐる人々と社会の物語を描き出す。
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