となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS / 織田 朝日
となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS
  • 著者:織田 朝日
  • 出版社:旬報社
  • 装丁:単行本(200ページ)
  • 発売日:2019-10-31
  • ISBN-10:4845116138
  • ISBN-13:978-4845116133
内容紹介:
「どうしよう、きっと私、捕まる」母国を追われ、日本に逃れてきた難民たち。でも、日本の難民認定率は、1%未満。そもそも難民とは?日本の現状は?入管で何かおこなわれているのか<? br&… もっと読む
「どうしよう、きっと私、捕まる」

母国を追われ、日本に逃れてきた難民たち。
でも、日本の難民認定率は、1%未満。
そもそも難民とは?日本の現状は?入管で何かおこなわれているのか<? br> 難民支援にたずさわる著者が、わかりやすく解説!

◆はじめに
みなさんは、「難民」を知っていますか<? br> あまりかかわりがないことなので、難民といわれても、なんとなくはわかるけど、
具体的にはよく知らないという人のほうが多いのかもしれませんね。

難民とは、たとえば自分の国で起きた戦争や迫害、差別からのがれるため、
他国へ避難する人たちのことです。

難民のいき先はさまざまありますが、日本も「難民条約」を結んでいる国のひとつであるため、
日本にもやってくる難民はいるのです。どんな思いで日本へ来て、
どんな境遇で、どんな生活をしているのでしょうか。

また、さいきんになってニュースでは「非正規滞在者」という存在にライトが当たりはじめました。
彼らは、滞在する資格はないながらも、日本で暮らしている人たちです。
これを読んでいるみなさんとは生き方がちがうけど、私たちとなんら変わりはない人たち。
そんな彼らのことを、この本を読んで少しずつでも知っていただけたら、
こんなにうれしいことはありません。

みなさん、はじめまして。織田朝日と申します。
2004年から日本で暮らしている外国人を支援する活動をしていて、かれこれ今年で15年目となります。
外国人の支援といってもたいそうなことはできていないので、えらそうなことは言えません。
ですが事情があって母国に帰れない人たちによりそい、ともに歩み、私なりにがんばってきました。
「編む夢企画」といって難民の人たちとクリスマスパーティを開いたり、
難民の子どもたちと動物園に行ったり、お花見をしたりととにかく楽しいことをやっています。

さらに具体的にどんなことをやっているのか、これから紹介していきたいと思います。
みなさんに伝えたいことは、たくさんあります。
どうぞ最後までお付き合いください。

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