『震災復興はどう引き継がれたか 〔関東大震災・昭和三陸津波・東日本大震災〕』(藤原書店)
養老 孟司
関東大震災(1923年)を、都市計画等のみの視点でなく、避難民・犠牲者・罹災者という“人間”に焦点をあてて描いた『関東大震災の社会史』(2011年刊)を中心に、「近代復興」の系譜を、起点としての関東大震災、それを引き継ぐ昭和三陸津波(1933年)、そして東日本大震災へと辿る、“震災と人間”研究の決定版。
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【目次】
はしがき
第Ⅰ部 「近代復興」の起点・継承・その終焉――関東大震災・昭和三陸津波・東日本大震災
序 関東大震災と東日本大震災をつなぐ昭和三陸津波
第1章 昭和三陸津波 東北の震災近代復興
第2章 昭和三陸津波 リーダーの存在と復興への道
第3章 「近代復興」の終焉・東日本大震災――その起点・関東大震災からの系譜
第Ⅱ部 関東大震災の社会史
はじめに
序章 メディアが捉えた震災
第1章 関東大震災の救護と復興計画
第2章 震災地の罹災者・東京――救護の力
第3章 バラック設置から閉鎖まで
第4章 地方へのがれる避難民
第5章 震災義捐金を活かす
終章 帝都復興計画の行方
第Ⅲ部 関東大震災・資料篇
1 関東大震災における避難者の動向――「震災死亡者調査票」の分析を通して
2 関東大震災における下賜金について
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