『知識欲の誕生 〔ある小さな村の講演会1895-96〕』(藤原書店)
島田 雅彦
ラジオやテレビ、インターネットのない時代、19世紀末のフランスの小村に暮らす普通の人々――農民や手工業者たち――も地理・歴史・科学に関する想像力を満たし、道徳や公共心を吸収したいという欲望をもっていた。
『記録を残さなかった男の歴史』で記録のない木靴職人ピナゴの人生を鮮やかに浮彫りにした“感性の歴史家”アラン・コルバンが、百数十年前に一人の教師がおこなった連続講演会を甦らせ、人々の知識欲の開花の瞬間を捉える画期的問題作。
[附]年譜・地図
ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、
書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。
ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。