家康徹底解読: ここまでわかった本当の姿 /
家康徹底解読: ここまでわかった本当の姿
  • 編集:堀 新,井上 泰至
  • 出版社:文学通信
  • 装丁:単行本(388ページ)
  • 発売日:2023-02-06
  • ISBN-10:4909658955
  • ISBN-13:978-4909658951
内容紹介:
徳川家康はいかに記録され、どのようにフィクションで描かれてきたか。本書ではその幼き日々から、関ヶ原の戦い、死後の神格化にいたるまで、14の主要テーマから徳川家康の虚像と実像を追究… もっと読む
徳川家康はいかに記録され、どのようにフィクションで描かれてきたか。

本書ではその幼き日々から、関ヶ原の戦い、死後の神格化にいたるまで、14の主要テーマから徳川家康の虚像と実像を追究します。歴史学・文学・美術史の諸分野から家康像にアプローチし、それぞれ最新の研究動向をふまえ論じ尽くします。

これから家康について知りたい人、これまで抱いていた家康像をアップデートしたい人にとって必携の一冊。
また、大河ドラマの予習復習に。「どうする家康」の時代考証、平山 優氏、柴 裕之氏執筆!

【本書の特徴】
▼生い立ちから関ヶ原の戦い、死後の神格化まで、14のテーマから家康の虚像と実像を追究!
▼歴史学・文学・美術史の諸分野から家康にアプローチ!
▼大河ドラマ「どうする家康」時代考証者の平山優氏・柴裕之氏も執筆!
▼付録として「家康関連作品目録(軍記・軍書・史書・実録・史論・図会・随筆・小説)」「家康関連演劇作品初演年表(人形浄瑠璃・歌舞伎)」を収録!

【本書で明らかになること】
・家康の尾張人質時代はなかった
・小牧・長久手の戦いは実は秀吉が勝利していた
・三方ヶ原の敗戦後自画像を描かせたと言うのは創作だった
・家康の江戸入府は秀吉の命令に過ぎなかった
・家康を野戦の名手と考えるようになったのは、死後百年のことである
・家康が関ヶ原で爪を噛んだと言うのは後世の創作である
など。

執筆は、堀 新/井上泰至/山田邦明/平野仁也/糟谷幸裕/丸井貴史/和田裕弘/菊池庸介/竹間芳明/塩谷菊美/桐野作人/原田真澄/原 史彦/湯浅佳子/柴 裕之/小口康仁/平山 優/網野可苗/竹内洪介/黒田 智/岡野友彦/森 暁子/林 晃弘/松澤克行/光成準治/曽根原 理(執筆順)。

【信長・秀吉に比べ、家康は経験と学問に学ぶ「凡人」である。しかし、華やかな才能がないことを十分自覚したはずの家康が、降りかかる試練に弛まず、前進する「非凡」さも感得できよう。ここから「慎重」「忍耐」「信用」に集約される家康像の形成が用意されるのも、容易に想像できよう。信長・秀吉に比べ、学ぶ人家康の虚像と実像を追う旅は、信長・秀吉以上に、凡百の我々へのヒントに満ちているのである。】......本書「凡人の非凡―序にかえて」より

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