緊張と不安の時代に、「善く死ぬ」とはどういうことか?
武道、呼吸、瞑想からヒマラヤでの想像を絶する修行までさまざまなエピソードを通じて、武道家にして思想家の内田樹と、ヨーガの大家、成瀬雅春が死について縦横無尽に語り合う。
そもそも死は病ではなく、いずれ誰にも訪れるもの。
むやみに恐れるのではなく、生の充実を促すことが善き死を迎える準備となりうるというヒントを、ふたりの身体のプロがやさしく教える。
◆目次◆
まえがき 善く死ぬためには、生命力が高い必要がある 内田 樹
第一章 生命力とは感知力
第二章 神様との交流の回路
第三章 身体を鍛えるのではなく、センサーを磨く
第四章 死との向き合い方
第五章 エネルギーが枯渇する生き方、生命力を上げる生き方
第六章 最後の自然「身体」に向き合う
あとがき 死の瞬間の走馬灯をドラマチックなものにするために 成瀬雅春
◆著者略歴◆
内田 樹(うちだ たつる)
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。
思想家。著書に『日本辺境論』(新潮新書)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)、共著に『一神教と国家』『荒天の武学』(集英社新書)他多数。
成瀬雅春(なるせ まさはる)
ヨーガ行者。ヨーガ指導者。成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。
ハタ・ヨーガを中心として独自の修行を続け、指導に携わる。著書に『死なないカラダ、死なない心』(講談社)他多数。
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