石崎 晴己 × 鹿島 茂、石崎 晴己『エマニュエル・トッドの冒険』(藤原書店)を読む

  • 2023/02/26

石崎 晴己 × 鹿島 茂、石崎 晴己『エマニュエル・トッドの冒険』(藤原書店)を読む

書評アーカイブサイト・ALL REVIEWSのファンクラブ「ALL REVIEWS 友の会」の特典対談番組「月刊ALL REVIEWS」、ノンフィクション第50回はゲストに青山学院大学名誉教授・仏文学者の石崎 晴己さんをお迎えし、石崎 晴己『エマニュエル・トッドの冒険』(藤原書店)を読み解きます。
メインパーソナリティーは鹿島 茂さん。
※動画は2023/02/26 (日) 13:00 - 14:30 に収録されました。

【読み解く本】

■石崎 晴己『エマニュエル・トッドの冒険』(藤原書店)
https://allreviews.jp/isbn/4865783644
エマニュエル・トッドの冒険 / 石崎 晴己
エマニュエル・トッドの冒険
  • 著者:石崎 晴己
  • 出版社:藤原書店
  • 装丁:単行本(616ページ)
  • 発売日:2022-11-29
  • ISBN-10:4865783644
  • ISBN-13:978-4865783643
内容紹介:
トッド日本紹介の第一人者による、その思想への最良の手引き!!家族人類学・歴史人口学の研究成果から、ソ連崩壊、アメリカ衰退、アラブの春、移民問題など、現代世界について数々の予言をして… もっと読む
トッド日本紹介の第一人者による、その思想への最良の手引き!!
家族人類学・歴史人口学の研究成果から、ソ連崩壊、アメリカ衰退、アラブの春、移民問題など、現代世界について数々の予言をしてきたE・トッド。
その主要著作『最後の転落』『新ヨーロッパ大全』『帝国以後』『家族システムの起源』等の邦訳を手がけてきたトッド日本紹介の第一人者が、彼の波乱に満ちた挑戦と冒険の全貌を読み解く。
最新作『われわれは今どこにいるのか?』の詳細な要約・紹介も収録!!

----------
【目次】
〈プロローグ〉二つのトッド――トッド理論の展開と変遷

第Ⅰ部 トッドⅠ――共時態の設定
第1章 トッド理論の形成
第2章 家族システム一覧
第3章 トッド理論の展開Ⅰ――西ヨーロッパ史のアウトライン
第4章 トッド理論の展開Ⅱ――近代イデオロギーの出現とその消長
第5章 民主主義の暗い起源
第6章 移行期危機と識字率ディストピア
第7章 二つのフランスか?  多数のフランスか?
第8章 方法論的反省――家族的価値の伝達はいかになされるか

第Ⅱ部 トッドⅡ(『家族システムの起源』)――通時態への挑戦
第1章 転換
第2章 共同体家族の謎
第3章 総論、もしくは「プロレゴメナ」
第4章 基本モデル――中国とその周縁部としてのユーラシア・ステップ
第5章 各論1 各地域の共同体家族の形成
第6章 各論2 母系制の問題
第7章 ヨーロッパの直系家族的概念空間(絶対核家族の出現)
第8章 婚姻制度 イトコ婚
第9章 構造主義批判、レヴィ=ストロース批判
第10章 日本

第Ⅲ部 『われわれは今どこにいるのか』を読む

あとがき
エマニュエル・トッド年表
トッド著作一覧
トッド関連の日本での刊行書
参考文献
図表一覧
人名索引

ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。



【出演者プロフィール】

■石崎晴己(いしざき・はるみ)
1940年生まれ。青山学院大学名誉教授。1969年早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。専攻フランス文学・思想。
訳書に、サルトル『戦中日記――奇妙な戦争』(共訳、人文書院、1985)、『敗走と捕虜のサルトル』(2018)、ボスケッティ『知識人の覇権』(新評論、1987)、コーエン=ソラル『サルトル』(白水社、2006)『サルトル伝』上・下(2015)、レヴィ『サルトルの世紀』(監訳、2005)、ブルデュー『構造と実践』(1991)『ホモ・アカデミクス』(共訳、1997)、カレール=ダンコース『ソ連邦の歴史 Ⅰレーニン――革命と権力』(新評論、1985)『レーニンとは何だったか』(共訳、2006)、トッド『移民の運命』(共訳、1999)『帝国以後』(2003)『文明の接近』(クルバージュとの共著、2008)『デモクラシー以後』(2009)『アラブ革命はなぜ起きたか』(2011)『最後の転落』(2013)『不均衡という病』(ル・ブラーズとの共著、2014)『家族システムの起源 Ⅰユーラシア』上・下(監訳、2016)など多数。編著書に、『世界像革命』(2001)『サルトル 21世紀の思想家』(共編、思潮社、2007)『21世紀の知識人』(共編、2009)『トッド 自身を語る』(2015)など。著書に、『ある少年H』(吉田書店、2019)(出版社名が明示されていないものは、いずれも藤原書店)。

■鹿島茂(かしま・しげる)
フランス文学者。元明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。
1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。元明治大学国際日本学部教授。
『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。新刊に『日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』(中央公論新社)、『フランス史』(講談社)などがある。
『渋沢栄一 上下』(文藝春秋)、『渋沢栄一「青淵論叢」 道徳経済合一説』(講談社)、『文春ムック 渋沢栄一 道徳的であることが最も経済的である』(文藝春秋)、『渋沢栄一: 天命を楽しんで事を成す』(平凡社)、など渋沢栄一に関連する著作も多数。〈プロフィール写真撮影:白鳥真太郎〉
https://allreviews.jp/reviewer/8

 

【料金】

アーカイブ視聴:1,650円(税込)
ALL REVIEWS 友の会(第5期:月額1,800円) 会員は無料
https://peatix.com/event/3580336/view


【配信での参加について】

・配信はVimeoの限定URLにて行います
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です
・1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行う場合がございます
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます


■「ALL REVIEWS 友の会」について
右肩下がりと言われる出版業界を、「書評という切り口でどう盛り上げていけるか」を「考えて行動する」ALL REVIEWSのファンクラブ。
詳細はこちら(https://allreviews.jp/tomonokai)


  • 週に1度お届けする書評ダイジェスト!
  • 「新しい書評のあり方」を探すALL REVIEWSのファンクラブ
ページトップへ