
「本の消費財化」を食い止めるために私は2017年の7月から、新聞、週刊誌、月刊誌などの活字メディアに発表された書評を再録するインターネット無料…
1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。元明治大学国際日本学部教授。
『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。新刊に『日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』(中央公論新社)、『フランス史』(講談社)などがある。
『渋沢栄一 上下』(文藝春秋)、『渋沢栄一「青淵論叢」 道徳経済合一説』(講談社)、『文春ムック 渋沢栄一 道徳的であることが最も経済的である』(文藝春秋)、『渋沢栄一: 天命を楽しんで事を成す』(平凡社)、など渋沢栄一に関連する著作も多数。〈プロフィール写真撮影:白鳥真太郎〉
「本の消費財化」を食い止めるために私は2017年の7月から、新聞、週刊誌、月刊誌などの活字メディアに発表された書評を再録するインターネット無料…
「誤配」から生まれる批評的観客一応はビジネス戦記に分類されるのだろうが、本質は哲学書という不思議に面白い本である。デビュー作でサントリー学…
移民大国を形成する地理もうじきアメリカ大統領選挙。さまざまな予想が飛び交う中、一つ痛感するのはアメリカの各州や地域について日本人はかなり無…
人は芸術の都としてパリに憧れる。とりわけ、明治の末から大正期にかけて、日本の芸術家や文学者がパリに対して抱いていた憧憬(しょうけい)は強か…
十九世紀の末、家族連れでパリを訪れるアメリカ人が増えたが、旅から帰ったガートルード・スタイン、ナタリー・バーニー、シルヴィア・ビーチの三人…
舌切りスズメの童話でお爺さんとお婆さんがもらったつづらに入っていたおみやげは、実は同じものだったのではなかろうか。つまり、お婆さんにとって…