中島 京子「2024年 この3冊」毎日新聞|岡真理著『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)、安田浩一著『地震と虐殺1923―2024』(中央公論新社)、奈倉有里著『文化の脱走兵』(講談社)
中島 京子
言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。
「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。
「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より)
紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による、最新エッセイ集。
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