日本ファッションの一五〇年: 明治から現代まで / 平芳 裕子
日本ファッションの一五〇年: 明治から現代まで
  • 著者:平芳 裕子
  • 出版社:吉川弘文館
  • 装丁:単行本(288ページ)
  • 発売日:2024-10-29
  • ISBN-10:4642306110
  • ISBN-13:978-4642306119
内容紹介:
鹿鳴館のドレスからファストファッションまで。この一冊で日本のファッション史がわかる!近代化が急がれた明治時代、西洋にならい洋服を取り入れた日本。大正時代には背広が普及しモボ・モ… もっと読む
鹿鳴館のドレスからファストファッションまで。この一冊で日本のファッション史がわかる!

近代化が急がれた明治時代、西洋にならい洋服を取り入れた日本。大正時代には背広が普及しモボ・モガが出現。昭和戦時期の国民服・モンペを経て、戦後、みゆき族や竹の子族、ボディコン、コギャルなどさまざまな流行が生まれた。模倣から始まった日本のファッションは、どのようにして独自の文化に発展したのか。その軌跡をたどり未来を展望する。


[目次]
ファッションから読む日本―プロローグ

現代ファッションの源流をたどる―明治前期~中期(19世紀後半)
 西洋との対峙―軍服の移入
 近代化の象徴―理念としてのスーツ
 政治としての洋服―天皇と皇后の大礼服
 社交としての女性服―鹿鳴館とドレス
 健康のための髪型と洋服

西洋のファッション文化が流入する―明治後期〜昭和初期(1900〜30年代前半)
 百貨店の発展―流行と消費の創出
 銘仙の流行と都会的生活
 西洋ファッションにおける改革
 モダンガールと洋裁家たち―洋服を着る/作る
 服装改善運動と簡単服

「日本的なるもの」を追求する―戦中期(1930年代後半〜45年)
 戦争と衣服―流行と統制
 国民服―「新日本服」の考案
 婦人標準服の理念と挫折
 「白エプロン」、モンペ、防空服
 和服から洋服への転換

ファッションを日本へ適用する―戦後~昭和中期(1945〜60年代)
 占領下のアメリカンスタイルと「きもの」
 日本人のためのパリファッション
 化学繊維・下着・メディアの発達
 デザイナーとアパレルメーカーの登場
 流行の消費と若者のファッション

日本のファッションが世界と出会う―昭和後期以降(1970〜2020年代初頭)
 若手デザイナーの成長と既製服ブランドの発展―1970年代
 ファッションブランドの確立と大衆への浸透―1980年代
 ストリートカルチャーの台頭―1990年代
 二極化するファッション―2000年代
 グローバル化とデジタル化―2010年代以降

ファッションの力―エピローグ

あとがき
参考文献

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