『文庫 孤独な帝国 日本の一九二〇年代: ポール・クローデル外交書簡一九二一-二七』(草思社)
出口 裕弘
ジャポニズムを愛したクローデルが、大使として東京に赴任したのは第一次大戦世界後。
彼が遺した書簡には、極東の新興勢力として国際社会の注目を集め、近代化に向けて邁進する日本社会の諸相が見事な筆致で描かれている。
さらに英米の連携が強まる情勢下で、日本が孤立を深めつつあることを指摘し、その先に到来する事態を正確に見通していた――
卓越した観察眼がとらえた、近代日本の転換点に迫る第一級の外交文書。
解説:平川祐弘
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