『わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ』(集英社インターナショナル)
中村 桂子
撮影現場の記憶から写真家が考える共存への道。
写真家の著者は約半世紀にわたり、世界各地を取材。ベトナム、カンボジア、アウシュヴィッツ、そして広島、長崎、沖縄……など、とりわけ戦争の悲劇に襲われた地での撮影・取材を続けてきた。コロナ禍によって取材がままならない中、一旦立ち止まる。それらの場所を振り返り、世界は今も戦争の影響下にあることを強く訴える。戦地だけでなく、ニューギニアなどで行った人びとの生活への取材、コロナ禍の日本への観察から、人間のあり方をあらためて学び、戦争、差別をもたらす「何か」とそれを生き延びる道を考える。著者撮影の写真も掲載。
目次から
第一章 歪んだ日常/コロナ禍に思う
第二章 戦禍~不条理から/ベトナム、ユダヤ人強制収容所、カンボジア
第三章 戦争の終わりとは何か/広島、長崎、沖縄
第四章 本当の共生と共存について/ニューギニア
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