『熊本城の被災修復と細川忠利 ―近世初期の居城普請・公儀普請・地方普請―』(熊本日日新聞社)
磯田 道史
城の修復と国の支配に打ち込んだ激動・驚愕の9年間を描く。
「城が見苦しいのはどこも一緒だ」と言い、「似相(にあい)の粗相な屋敷でいい」と言っていたけれども、そういった身の慎みを心掛け、領民の疲弊にならないように、国の疲弊にならないように配慮しながら、できる範囲で精いっぱいの居城普請・作事に努めたのが、細川忠利をはじめとする近世初期の国持大名だったのである。(本文より)
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