『江戸の女/江戸の花街』(中央公論社)
尾崎 秀樹
江戸は女が少なく、男は他国者の寄せ集めだから、遊廓が発生し、嚊天下の風を生じ、不義密通がおこる…多くの文献から考証した「女の世の中」、笠森おせん・難波屋おきたの評判の美人にふれた「水茶屋の女」など、江戸の女性たちの生態と風俗を詳述する。女性という従来にない分野を扱った画期的研究。
江戸の花街
士・商人・座頭ら遊ぶ側の変遷や、地理・制度上からも吉原成立の考証を行った「元吉原の話」など、遊廓の発生と遊女の生態を論じた吉原研究六篇を収める。広い透徹した視野から吉原を捉え、近世社会の本質にせまる、遊廓研究第一の資料。
ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、
書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。
ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。