
歩きと気づき
歩くことは学ぶこと
迷いとしての「出家」
現代的な見方で「出家」はわからない
出家の象徴的意味
ブッダとイエスそれぞれの出家
ラーフラは「格好いい」名前
男は何かをするために家を出なければならない
農耕定住民的なライフスタイルからの脱出
遊牧民的な生き方への共感
四住期という理想と釈尊の出家
修行=苦行だった古代インド
第2章 ガンディーとブッダ——貪欲に立ち向かう
性欲と修道
ガンディーとブッダ 非暴力主義は非暴力的か?
スリランカ独立と仏教的政治術
テーラワーダ仏教とプリンシプル(原理・原則)
仏教学は「神学」なのか?
日本人の精神文化を汲み上げないアカデミズム
世界的に見れば日本の宗教は「創価学会」
ブッダの生涯は高齢化社会へのモデルとなるか
日本社会の問題はリーダーシップ欠如と教育の貧困
教室の私語を止めた「瞑想」
目を閉じられない、背筋を伸ばせない日本人
「食育」ブームで触れられないこと「そんなに食べるなよ」
闘病体験と食の気づき
一切の生命は食に支えられる/食とは四種類
断食ではなく少食を推奨したブッダ
精神的な「食」のチェックポイント
第3章 仏教カウンセリングの実践——妄想ループを断ち切れ
人々の悩み苦しみに答える仕事
カウンセラーと宗教家の違い
判断するなかれが仏教の基本態度
自然という「第三者」
多聞の人アーナンダ(阿難)尊者
多聞であることは素直であること
人はなぜ精神的な病気になるのか
具体性に目覚める道
仏教の合理性と非合理性
妄想ループを断ち切るヴィパッサナー
悟りの表現は成り立たない
花を花と見るのは妄想である
妄想を絶つと真理が現れる
無常という真理を日本人はどう受け入れたか
日本仏教は自然仏教であり四季宗教である
人は真理に耐えられるのか?
幻想を生み出す根本にあるもの
「無明」が破れないシンプルな理由
パパンチャで苦しんでいる
一切生命は平等である
第4章 価値へと至る放棄の道——ライフスタイルとしての仏教
比較するから差別が起こる/比較をとことんすれば差別は起きない
比較依存症という自縄自縛
比較と差別は不可分なのか?
「我は思う、ゆえに正しい」が大間違い
捨てて、諦めて、ポジティブに生きる
競争主義から共存主義へ
利益至上主義から日々是好日主義へ
「捨てる」とは、より価値あるものと入れ替えること
税金を喜んで払う社会の幸福な老後
価値観の継承に失敗した日本社会
日本はインドの四住期に学べ
現代版の四住期は女性が主役
四住期的生き方をした日本人(西行・芭蕉・良寛)
何も言わずにすべてを語った良寛
林住期を生きる人の社会貢献
各地に文化の華を咲かせた芭蕉の旅
団塊の世代論
お釈迦様の旅は知識を与える旅
ルンビニーでの出会い
第5章 揺れ動く「日本の霊性(スピリチュアリティ)」——無常の仏教戦略
「スピリチュアルな時代」の内実
現代のスピリチュアリズムは現代科学の産物
オウム事件と超能力志向
浄土思想とスピリチュアル
テーラワーダ仏教の「死後」論
大乗仏教は「一神教」
親鸞上人が言いたかったこと
輪廻思想は仏教で発展した
阿闍世王と初期仏教
戒律を捨てた日本仏教/「命を大切に」の生ぬるさ
「殺生するなかれ」がブッダの教え
リーダーシップなしに次世代を育てられるか
日本社会の倫理の基礎とは?
道徳は「自分の都合」ではない/道徳と「しきたり」は違う
社会変動と道徳/グローバリゼーションと伝統的価値観
問題の根っこにあるのは西洋至上主義の弊害
ライフスタイルに染み込む伝統復興を
ダライ・ラマ法王の挑戦
イスラム教との関わり方
第6章 ブッダの関係修復学——「確信の仏教」と「迷いの仏教」
西へ西への人生
京都は第二の故郷にあらず
国家と宗教 スリランカの歩み
明治の宗教改革は上からの宗教改革
神仏共存の新しい実践
靖国問題という喉に刺さった骨
スリランカにおける多宗教共存
シンクレティズムではなく、共存(living together)
平和の研究
「ルサンチマン」とは「祟り」のこと
恨み続ける文明/許す文明
仏教文化を貫く「慈しみ」
世代間の断絶と「垂直の人間関係」
横の関係では何も学べない
縦の構造をどう復活させるのか
師匠の意見に反対できないならば「師弟関係」といえない
人間関係は「サンガ」に学ぶべし
歩くこと、呼吸法の秘訣
こころの健康が保たれればおのずとからだも健康
病気とは、汚れたこころがからだをいじめること
食べ過ぎ飲み過ぎもこころの問題
理想の死に方
「死の随観」が仏教の出発点
満足感にあふれた死を迎える
「確信の仏教」と「迷いの仏教」
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