自由という牢獄――責任・公共性・資本主義 / 大澤 真幸
自由という牢獄――責任・公共性・資本主義
  • 著者:大澤 真幸
  • 出版社:岩波書店
  • 装丁:単行本(312ページ)
  • 発売日:2015-02-25
  • ISBN-10:4000610198
  • ISBN-13:978-4000610193
内容紹介:
二〇世紀末以降の今日、十分に許容度の高い自由な社会に生きているはずのわれわれは、しかし、どこか空虚で奇妙な息苦しさを伴う、ある意味で「過剰な自由」のなかに置かれている。これはどう… もっと読む
二〇世紀末以降の今日、十分に許容度の高い自由な社会に生きているはずのわれわれは、しかし、どこか空虚で奇妙な息苦しさを伴う、ある意味で「過剰な自由」のなかに置かれている。これはどういうことか。大澤自由論の理論的な輪郭が最もクリアに提示される本書は、単行本化が待ち望まれていた「自由の牢獄」「責任論」「"公共性"の条件」という三つの重要論考と、資本主義と人間の自由をめぐる書き下ろし論文で構成。不平等や格差の問題の根底にある「自由」という難題こそが、いま、最もアクチュアルで本質的な主題として論じられる。

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