
トランプ政権による国家改造の成否に関わらず、リベラル・デモクラシーへの不信感は決定的なものとなっている。左右両極の間で起きた思想戦争の内幕を追いながら、テック右派から宗教保守、ネオナチなどの思想家たちが、なぜリベラルな価値観を批判し、社会をどのように作り変えようとしているのか、冷静な筆致で読み解く。
テック右派、ネオナチ、白人至上主義、反移民、反デモクラシー、キリスト教保守、反中主義、加速主義……離合集散を繰り返す過激思想はどこへ向かうのか?
R・スペンサー……「オルトライト」を生んだ白人ナショナリストのカリスマ。
Y・ハゾニー……「ナトコン(国民保守主義)」を率いるイスラエルのシオニスト。
P・デニーン……ヴァンス副大統領の盟友で「ポストリベラル右派」の急先鋒。
R・ドレア……ハンガリーに「文化的な亡命」をした宗教保守のイデオローグ。
T・カールソン……オルバン首相を評価する元「FOXニュース」の名物ホスト。
P・ティール……テクノロジーと反中主義を信奉する「右派進歩主義」の首魁。
E・マスク……火星移住を目指し、政府効率化省(DOGE)を率いる暴れん坊。
M・アンドリーセン……「テクノ=オプティミスト宣言」を出した加速主義者。
M・ハリントン……レズビアンのコミューン出身の「反動的フェミニズム」論客。
J・D・ヴァンス……反トランプから転向し、次期大統領を狙う「トランプの番犬」。
K・ロバーツ……「ヘリテージ財団」の親トランプ化を推進するカトリック保守。
R・カミュ………「大いなる置き換え」論で世界を震撼させた仏の極右思想家。
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