ターミナルから荒れ地へ - 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学 / 藤井 光
ターミナルから荒れ地へ - 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学
  • 著者:藤井 光
  • 出版社:中央公論新社
  • 装丁:単行本(265ページ)
  • 発売日:2016-03-09
  • ISBN-10:4120048330
  • ISBN-13:978-4120048333
内容紹介:
アメリカ文学は、ようやく「偉大なるアメリカ」を語らない、ただの文学になった――移民が増え人口構成が変化し、価値観がゆさぶられるような出来事の連続する現代アメリカで、社会を映す文学は… もっと読む
アメリカ文学は、ようやく「偉大なるアメリカ」を語らない、ただの文学になった――移民が増え人口構成が変化し、価値観がゆさぶられるような出来事の連続する現代アメリカで、社会を映す文学はどう変わっているのか。

独自の感覚で今現在の文学を注視する気鋭の翻訳家が、「文学史」ではまだ語られない90年代以降のアメリカ文学やその周辺の変化を、真摯にときにユーモラスにつづる。

(目次より)
I
「国際線ターミナル」にて
イシグロで焦り、アメリカを感じる
作家から見て最も「ブラック」な職業とは何か?
大陸横断文学の今昔
彼らと僕のベスト3
翻訳家のなりたち1 のたうち回ったり、咆哮するわけではなく

II
自称カリスマ翻訳教師、奇想の挑戦を受けて立つ
永遠のライバル?
それは外からやってきた――新世紀の英語とその翻訳
国境なき物語団 日米編
翻訳家のなりたち2 「あれ」はどこに行ったのか?

III
伯父さんと戦争
荒れ地に出会う人々

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