『三の隣は五号室』(中央公論新社)
大竹 昭子
病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。
――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。
驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。
今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。
優しく心を揺さぶる著者最高作。
谷崎潤一郎賞を受賞した、アパート小説の金字塔。
〈解説〉村田沙耶香
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