書評
『ミニフォレスト革命: 最速で世界に森を再生している宮脇方式』(丸善出版)
植物生態学者・宮脇昭博士が生み出した植樹法が、「宮脇方式」として世界に広まっている。文明化と共に破壊されてきた自然生態系の回復の必要性は、誰もが感じていることだ。ここで、通常は数百年かかる自然林を数十年でつくるのが、宮脇方式である。工場の庭、学校のキャンパス、小さな公園など、多様な場所で本格的な森ができる。まず、土壌を生きものが活躍できるものに改良し、1平方メートルに3本と密に植え、有機物で地面を乾燥から守ること。3年間は時折水やりと雑草抜きが必要だが、それ以降は自然に森へと育っていくのだ。ただ不可欠なのが、その土地本来の木を植えることだ。樹種選定はなかなか難しいのだが、地元の木の種子を小さなポットで発芽させるのはよい方法だ。
世界各地の様々な場所に作られたミニフォレストの紹介から見える人と自然の関係が楽しい。中でも目を引くのが、東日本大震災後に宮城県につくった森の防潮堤、千年希望の丘だ。美しく、自然に大きくなるのだから、コンクリートの防潮堤より優れている。
世界各地の様々な場所に作られたミニフォレストの紹介から見える人と自然の関係が楽しい。中でも目を引くのが、東日本大震災後に宮城県につくった森の防潮堤、千年希望の丘だ。美しく、自然に大きくなるのだから、コンクリートの防潮堤より優れている。
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