書評

『ミニフォレスト革命: 最速で世界に森を再生している宮脇方式』(丸善出版)

  • 2026/05/15
ミニフォレスト革命: 最速で世界に森を再生している宮脇方式 / ハンナ・ルイス
ミニフォレスト革命: 最速で世界に森を再生している宮脇方式
  • 著者:ハンナ・ルイス
  • 翻訳:藤原 一繪(監訳),浦田 未央
  • 出版社:丸善出版
  • 装丁:単行本(200ページ)
  • 発売日:2026-03-02
  • ISBN-10:4621312812
  • ISBN-13:978-4621312810
内容紹介:
植物生態学者・宮脇昭博士(1928-2021)によって提唱された植樹方法「宮脇方式」がどのように世界へ広まり、身近な空き地や裏庭、見捨てられた土地を森(ミニフォレスト)へと変え続けているのか、… もっと読む
植物生態学者・宮脇昭博士(1928-2021)によって提唱された植樹方法「宮脇方式」がどのように世界へ広まり、身近な空き地や裏庭、見捨てられた土地を森(ミニフォレスト)へと変え続けているのか、その「革命的」森づくりの軌跡を追う。世界各国のさまざまな環境下での森づくりの事例から、宮脇方式の基礎や植樹を行うにあたって必要となる知識・心がまえを豊富に学ぶことのできる一冊。
植物生態学者・宮脇昭博士が生み出した植樹法が、「宮脇方式」として世界に広まっている。文明化と共に破壊されてきた自然生態系の回復の必要性は、誰もが感じていることだ。ここで、通常は数百年かかる自然林を数十年でつくるのが、宮脇方式である。工場の庭、学校のキャンパス、小さな公園など、多様な場所で本格的な森ができる。まず、土壌を生きものが活躍できるものに改良し、1平方メートルに3本と密に植え、有機物で地面を乾燥から守ること。3年間は時折水やりと雑草抜きが必要だが、それ以降は自然に森へと育っていくのだ。ただ不可欠なのが、その土地本来の木を植えることだ。樹種選定はなかなか難しいのだが、地元の木の種子を小さなポットで発芽させるのはよい方法だ。

世界各地の様々な場所に作られたミニフォレストの紹介から見える人と自然の関係が楽しい。中でも目を引くのが、東日本大震災後に宮城県につくった森の防潮堤、千年希望の丘だ。美しく、自然に大きくなるのだから、コンクリートの防潮堤より優れている。
ミニフォレスト革命: 最速で世界に森を再生している宮脇方式 / ハンナ・ルイス
ミニフォレスト革命: 最速で世界に森を再生している宮脇方式
  • 著者:ハンナ・ルイス
  • 翻訳:藤原 一繪(監訳),浦田 未央
  • 出版社:丸善出版
  • 装丁:単行本(200ページ)
  • 発売日:2026-03-02
  • ISBN-10:4621312812
  • ISBN-13:978-4621312810
内容紹介:
植物生態学者・宮脇昭博士(1928-2021)によって提唱された植樹方法「宮脇方式」がどのように世界へ広まり、身近な空き地や裏庭、見捨てられた土地を森(ミニフォレスト)へと変え続けているのか、… もっと読む
植物生態学者・宮脇昭博士(1928-2021)によって提唱された植樹方法「宮脇方式」がどのように世界へ広まり、身近な空き地や裏庭、見捨てられた土地を森(ミニフォレスト)へと変え続けているのか、その「革命的」森づくりの軌跡を追う。世界各国のさまざまな環境下での森づくりの事例から、宮脇方式の基礎や植樹を行うにあたって必要となる知識・心がまえを豊富に学ぶことのできる一冊。

ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。

初出メディア

毎日新聞

毎日新聞 2026年5月2日

毎日新聞のニュース・情報サイト。事件や話題、経済や政治のニュース、スポーツや芸能、映画などのエンターテインメントの最新ニュースを掲載しています。

ALL REVIEWS 書評講座(オンライン受講) ≫オンラインで参加する
現地満席|オンライン参加OK
「読む」側から、 「書く」側へ。
オンライン参加OK/過去回アーカイブ付。
全12回・途中申込OK。豪華講師陣の書評講座、開催中。
  • 週に1度お届けする書評ダイジェスト!
  • 「新しい書評のあり方」を探すALL REVIEWSのファンクラブ
関連記事
中村 桂子の書評/解説/選評
ページトップへ