『〆切本2』(左右社)
陣野 俊史
急襲を悟られまいと東京から深夜タクシーを飛ばす編集者、
怒りでペーパーナイフをソファーに刺す編集長――。
追い詰められて「俺は、樹になりたい」と思う源氏鶏太や
「頭の工合よろしからず」を連発する二葉亭四迷、
「本当にやる。やると云ったらやる。今夜は寝る」と書く山本周五郎など、
笑いと涙と言い訳の〆切ドラマ80編。
-- やっぱりサラリーマンのままでいればよかったなア」
あの怪物がかえってきた! 作家と〆切のアンソロジー待望の第2弾。
非情なる編集者の催促、絶え間ない臀部の痛み、よぎる幻覚と、
猛猿からの攻撃をくぐり抜け〆切と戦った先に、待っているはずの家族は仏か鬼か。
バルザックから川上未映子まで、それでも筆を執り続ける作家たちによる、
勇気と慟哭の80篇。
今回は前回より遅い…
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