〈決定版〉ミシュレ入門 〔愛/宗教/歴史〕
- 著者:大野 一道
- 出版社:藤原書店
- 装丁:単行本(312ページ)
- 発売日:2024-10-29
- ISBN-10:486578439X
- ISBN-13:978-4865784398
- 内容紹介:
- ミシュレ没150年記念「愛とは、自己の存在や力を超えようとする生命の努力である。」「原始インドが、人類の草創期にあって、世界の母胎だった。ギリシア、ローマ、そして近代ヨーロッパに… もっと読むミシュレ没150年記念
「愛とは、自己の存在や力を超えようとする生命の努力である。」
「原始インドが、人類の草創期にあって、世界の母胎だった。ギリシア、ローマ、そして近代ヨーロッパにとって、人種、思想、言語の主要な源泉だった。」
(J・ミシュレ)
代表作『フランス史』、西欧歴史学において初めて“女性”を歴史の対象とし、その役割を炙り出した『女』『魔女』、多神教世界にも眼差しを向けた『人類の聖書』、残存する「中世」と先鋭化する「革命」のはざまで自由を求めて格闘する『フランス革命史』『民衆』、動植物をはじめ自然、地形を描く『虫』『鳥』『海』『山』。
全体史、感性の歴史の視座を獲得した「アナール派歴史学」の源流と言われ、“自然の中で生きる人間” を歴史学として作品化してきたミシュレ(1798-1874)に迫る!
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【目次】
はじめに――古代的世界の再生をめざして
Ⅰ 「戦争の時代」への言葉――『フランス史』『フランス革命史』を読む
1 正義の名のもとの侵略――十字軍
2 「異端」への弾圧
アルビジョワ十字軍/プロテスタントへの大弾圧――サン=バルテルミの虐殺/
カミザールの乱
3 フランス革命期の「恐怖政治」
むすび――「絶対理念」が他の排除につながる
Ⅱ 「不寛容の時代」への言葉
1 自然を見出した女たち――『魔女』(1862)を読む
2 教会に殺された素朴な信仰 ジャンヌ・ダルク
3 自然と古代の再発見――『ルネサンス』(1855-56)を読む
Ⅲ 「変革」のための言葉
1 「フランス革命」とは何か
2 「民衆」の発見――『民衆』(1846)を読む
3 自然との一体化――『学生よ』『女』『万物の宴』を読む
Ⅳ 「環境の時代」への言葉――『鳥』『虫』『海』『山』を読む
おわりに――『人類の聖書』(1864)によせて
あとがき
ミシュレ略年譜(1798-1874)
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